ものがたり 茶と中国の思想―三千年の歴史を茶が変えた

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ものがたり 茶と中国の思想―三千年の歴史を茶が変えた

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582838350
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0077

出版社内容情報

中国茶のエキスパートが、中国古代から現代に至る思想家、詩人・文士、皇帝や政治家ら「人と思想」に及ぼした茶の力、それをもたらした茶酔の境地を、体験も駆使して綴る。

内容説明

「茶酔」という言葉がある。古来、中国人は羽化登仙の気分を味わわせてくれるお茶を求めて、あらゆる工夫を凝らしてきた。そんな茶の味や香りを通して、中国人は「命」をどう捉えたか、思想はどう変遷してきたのかをひもとく、芳醇なものがたり。

目次

その1 皇帝献上茶と不老不死
その2 茶の裾野を広げた左遷文士たち
その3 一滴に現れる茶の命
その4 「味のない味」の茶の味と黒い茶碗
その5 「色のない色」の茶の色
その6 魂も酔う岩茶の誕生
その7 茶王・大紅袍はつらいよ
その8 地球の骨には味がある
その9 茶商人と日陰の女
その10 茶葉の声を聴き、重味求香

著者等紹介

佐野典代[サノフミヨ]
1944年、静岡県生まれ。立教大学文学部卒業。出版社勤務後、世界各地の取材旅行を開始。帰国後、企画制作オフィス設立。88年よりお茶による日中文化交流サロン「岩茶房」を主宰。2020年、左能典代から本名の佐野典代に改姓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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むさみか

3
味のない味を追い求めた皇帝 茶酔といわれる 陶然とした茶の境地 最高の茶の制作を追い求める茶職人 2年越しで探していた茶を送ってくれる中国人 茶だけではなく 器にもこだわりがあり 旅行記のように楽しめます 日本の茶道は 道になり 中国の茶は 思想になる 2022/11/09

ふろず@烏龍茶が美味しい

2
中国茶のために現地まで赴く著者の経験と想像が、中国の歴史とともに物語られる。話が道教や仏教まで及び、ただお気に入りの茶壺で淹れて飲むだけの私には勉強になることが多かった。特に中国茶文化に点茶法があったこと、中国の煉丹術とヨーロッパの錬金術の共通点は初めて知ったので関心した。王朝交替で皇帝の考え方が変わってしまったために亡んだお茶があること、お茶の淹れ方が変わった(今の茶壺を使った淹れ方へ)ことは焚書抗儒が脳裏に浮かんだ。私はインド紅茶と台湾茶ばかり飲んでいるが、ぜひ岩茶の岩韵を感じてみたいと思った。2023/04/08

ひろゆき

2
中国茶の楽しみ方を言葉だけで表しているため、まったく実践向きではない。図表写真の欲しいところ。歴史の概観は分かったものの、この本だけで、中国茶をやってみようかなとは、ならない。かんじんなところで、著者の想像力が限りなく都合のいいほうに膨らんでしまい、客観的なルポとも言いかねる。なんだかもやっと感じる。2020/08/10

韓信

0
中国茶のサロンを開く著者による、陸羽をはじめとする偉人の茶にまつわる逸話や思想、自身が武夷山など現地で追い求めた茶の味と人々との交流を描くエッセイ集。歴史と道教など思想に対する解像度が低く、文章も小慣れてないので流し読みしていたが、中国茶自体に対する知識や、劉宝順ら現地の茶師らとの交流は興味深い。宋代の団茶の泡で絵を描くラテアート対決のような闘茶や、茶経を参考に唐代の餅茶を復元する試みも面白く、陸羽の淹れ方に倣って塩を入れて煮たせいで不味くなったのは、当時とは条件が異なる現代日本での復元の難しさを伺わせる2024/01/21

すーふ

0
お茶はものすごく好きだけど中国茶と茶道は入ったら間違いなく沼だと子どもの頃に感じて避けてきたけれど、30代になってうっかりどちらにも手を出し今いちばん楽しいことの中にその二つが入る。茶経や喫茶養生記もそれで読まないとなあと思ったり、天目茶碗の種類を問答で答えるために覚えたりしている訳だけれど、いい感じにそのような今自分が身近に感じていることと中国茶の大まかな歴史やエピソードとが読みやすいエッセイに含まれていて、一気に読んだ。お茶がもたらす不思議な縁の話も物語のようで楽しい。2022/06/27

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