肉食行為の研究

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肉食行為の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 494p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582837704
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0039

出版社内容情報

文化人類学を中心に、人文・自然科学の最新の学術的成果をもとにして、人間の肉食をめぐる問題群を考え抜く唯一無二の研究書。

野林 厚志[ノバヤシ アツシ]
編集

内容説明

人間はどのように肉を食べてきたのか。人類学を中心に、人文・自然科学の枠を超えた研究者たちが、人間の肉食をめぐる問題群を全方位的に考え抜いた、前代未聞にして画期的な共同研究の成果。

目次

1 肉食行為の文化誌(北アメリカ極北先住民社会における肉食―その意義と問題点;食べられる肉/食べられない肉―ボルネオの狩猟民シハンにみる肉食概念のあいまいさ;ネズミからゾウまで―アフリカ熱帯における狩猟採集民の狩猟・調理・摂取・禁忌;パプアニューギニア高地における肉食)
2 肉食行為の人類史(肉食行動の進化―ヒト以外の霊長類の肉食と比較して;ヒト化と肉食―初期人類の採食行動と進化;家畜化は肉食に貢献したか―狩猟から牧畜への肉食行為の変化;現代の「狩猟採集民」にとっての肉食とは何か)
3 肉食行為のイメージ(古代インドの儀礼文献における肉食行為;日本における動物供犠と肉食の穢れ;禁断の肉?―人類学におけるカニバリズムの虚実;肉食行為の心理学)
4 肉食行為のグローバリズム(グローバル時代の食肉需要と供給の変化;動物感染症と世界の食肉生産;食肉の原産地証明の課題―ハモン・イベリコを事例として;動物福祉の論理と動物供養の倫理)

著者等紹介

野林厚志[ノバヤシアツシ]
1967年生まれ。人類学。国立民族学博物館・総合研究大学院大学教授。台湾原住民族の文化実践、現生人類の特徴としての道具作りと料理に関する研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

牙魔

0
1つ1つの論文が長すぎないのが良い。鯨食についての記述も欲しかった2019/02/07

y

0
読み応えありました。(色んな意味で重かった…) タイトルから文化人類学的な内容かと思いきや、さらに様々な視点からの論考があり、面白かったです。 特に最期のセクションの「肉食行為のグローバリズム」が非常にエキサイティングでした。 動物福祉については思考停止状態だったのだと、はっとさせられました。久々に倫理学の面白さを実感しました。2018/10/11

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