何かのためではない、特別なこと―失われた「大人の哲学」を求めて

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何かのためではない、特別なこと―失われた「大人の哲学」を求めて

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784582837179
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「即効性があり、有用で、刺激的なもの」ばかりを追い求めていては知ることのできない、人生本来の滋味を綴ったエッセイ集。

【著者紹介】
立教大学MBA特任教授、リナックスカフェ代表取締役社長

内容説明

功利的には測れない、大人の人生について―本書は「即効性があり、有用で、刺激的なもの」ばかりを追い求めるようになった現代に対する、ささやかな抵抗である。

目次

第1章 何かのためではない、特別なこと(義務;錆色の風景;既視感;ゴミ屋敷縁起;祝福される受難者;戦後が作った三つの物語;人も歩けば;「弱きもの」を中心に抱える社会の強さについて;「くさい」ことの意味;嘘と夢;恋の不思議;足下の生活)
第2章 「小文字の世界」から足を延ばして(商店街の中の大学;読書の日々;国が大人になるということ;何かのためではない教育;“法”と“信頼”)

著者等紹介

平川克美[ヒラカワカツミ]
1950年東京都生まれ。早稲田大学理工学部卒業。渋谷道玄坂に翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを内田樹らと共に設立、代表取締役となる。現在、株式会社リナックスカフェ代表取締役。立教大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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岡本正行

81
題名は、読みたくなるものがある。読んだ後、何を得たか、すぐ言葉にすることはできない。ほぼ同年代の人間として、なんとなく大筋では共感はあるが、なにを得たか学んだか、はっきり再現できない。感動が明確でない、感想文とは、そうしたものだろうか。時代の流れに沿って生きてきた、みんあそうだった。敗戦後の貧しさや欠乏が、どんどん豊かになっていく実感を身に沁みて感じてきた。いまそれが没落していく。はっきりとはわからない。漠然とした不安すらもない住棒なのだ、現代は。静かに縮んでいく、フェードアウトしていくのだ、我々は。2023/12/17

Sakie

20
『何かのためではない』。Something for Nothing。平川さんは『実感のある小文字の小さな世界』、つまり個人レベルの話から論を展開していく。逆に大文字の世界とは、国の政治や経済レベルの事。小文字の出来事は、大文字の事につなげて考えなければ、それだけの出来事でしかない。逆に、机上で学んだ大文字の事は、個人レベルの経験や他の事物とのつなげ方を知らなければ、ただの暗記項目でしかないということだ。それらを自分の中で切り離すことのできない習慣をつけるのが教養であり、大学の意義だったと今頃理解するとは。2020/07/23

Gatsby

7
今、タイトルだけで興味を持って本を購入してしまう著者としては、私のナンバーワンは平川克美氏である。功利主義的な理由でのみ読書をする人は、タイトルを見ただけで読まないし、買わない本だろう。「合理的に考えれば、本来的に自分には責任のない「いま・ここ」に対して、それを自分の責任として引き受けること」それ以外にも多くの平川氏のことばが心に響いた。2016/03/19

おせきはん

6
お父様の介護や生まれ故郷の街歩きの体験談などを通じて、身近な人々との自然な交流からも多くの新たな気づきを得られるありがたさが伝わってきました。2017/02/18

陽之理

3
立て続けに同時期に書かれたものを読んでるので、同じことが重なってるけど、それでも今読みたいことが書いてある。2016/07/11

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