出版社内容情報
古今東西の名作から今を切り取る実験的な12の創作。柔らかい語りに強烈な毒を含む、痛烈で新鮮な社会への警告。13年ぶりの小説!
【著者紹介】
作家・東京経済大学教授
内容説明
こわい。でも逃げられない。古典的名作から紡がれた12の実験的な創作。これは、現代への痛烈な警告!?満を持して著者13年ぶりの小説!
著者等紹介
大岡玲[オオオカアキラ]
1958年、東京生まれ。作家、東京経済大学教授。主な著作は『黄昏のストーム・シーディング』(三島由紀夫賞)、『表層生活』(芥川賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ren5000
21
古典と言っていいのかそれぞれの話をモチーフにした短編集だったのだけど、読んだことのあるのを含めてなかなか難解でバカな私はついていけなかった。。2016/09/21
こうちゃ
21
〔ピノッキオの冒険〕〔星の王子様〕〔イワンのばか〕〔源氏物語〕〔老人と海〕などを織り込み、古今東西の古典的名作から今を切り取る12の実験的な創作。童話のような柔らかい語り口に、強烈な毒を含んだ現代への痛烈な警告!?原作を引用した部分は太字表記になっているので、原作を知らなくても大丈夫だった。むしろ、知らなかったもののほうが見事に織り込まれている感がある。2015/08/13
コージー
15
娘の行ってる大学の教授だったので、読んでみました。う~ん、飲み下すのが難しい。レベルが違うのかもしれない。難しい、大人の童話、的な話だった。でも、かゆかゆは頭からはなれません(笑)2015/09/10
たくのみ
12
「ピノッキオ」「星の王子様」「変身」などを素材に12の現代のドラマに変えた、パスティーシュなのだが、これがかなりエグくてきつい。まぁ、読んだことがない原典のオマージュだから、咀嚼できないのはしょうがないか。3.11を扱った「撒く人」のじわじわとくる悲しみと衝撃。エリート青年の成長と歪んでいる日本の経済を皮肉を込めて書いた「悪魔はだれだ」、原発への批判を込めたであろう「ブドリとネネム」が面白かった。2015/10/11
ムーミン
7
今一つ自分には入ってきませんでした。2019/07/26
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