出版社内容情報
遠い国から送られてきた灰色の子ねこ、ミンチン。ある日、突然青色の毛がはえてきて――世界中で愛され、「もぐらのクルテク」でおなじみのミレルが描く可愛いねこのお話。
内容説明
スーちゃんのお家にやってきた子ねこのミンチン。まめトラやミケちゃん、クロくんとあそんでいたある日、とつぜん毛がぬけて、あお色になっちゃった―「あおいねこなんて、見たことないぞ!」みんなに指さされて、にげだすミンチン。いったい、これからどうなってしまうの?チェコの絵本作家が描く、かわいいねこのお話。
著者等紹介
ミレル,ズデネック[ミレル,ズデネック][Miler,Zdenek]
1921~2011。チェコのアニメーション作家・絵本作家。プラハ美術工芸大学で絵画を学び、戦後、国営アニメスタジオでアニメーターとして働きはじめる。チェコの国民的キャラクター、「もぐらくん(クルテク)」を主人公とするシリーズで知られ、世界でもっとも愛されているアニメーション・絵本作家の一人である
平野清美[ヒラノキヨミ]
1967年、神奈川県生まれ。翻訳家。早稲田大学卒業後、読売新聞社を経て、チェコ政府奨学生としてプラハ・カレル大学に留学、同大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
40
【猫本を読もう 読書会】絵本にしては文字多め。レトロアニマルな雰囲気の絵。見た目があおくても、考え方は人それぞれ。個性の大切さを教えてくれる。2019/02/24
ハミング♪♪@LIVE ON LIVE
35
可愛かった〜❤︎ねこは得意ではないのだけど、絵が可愛らしかったので、ニコニコしながら読めた。お花の色とかあおねこミンチンの色とかが淡くて優しくて綺麗で、良かった。チェコアニメで観たときにも感じたことだけど、肌の色なんて関係ないんだってこと。そして、ありのままの自分を受け入れてくれる存在がいるということは、とてもうれしいし、尊いし、ありがたいことだと。つい周りと比べてしまって自分の変なところが目についてしまうけど、それはみんな一緒で、でもそれは自分の個性としてうまく付き合っていけばいいんだよね。2018/09/08
gtn
23
無遠慮な声や偏見は放っておいてもなくならない。それに重ねて、辛い思いをしている人に「強くあれ」と励ますのは、一種のいじめである。少数者に無難な色を塗りつけてはいけない。多数者が色眼鏡を外せばいい。2020/06/20
花林糖
12
(図書館本)あおねこミンチン・仲間のねこ達・飼い主のスーちゃんみんな優しくていい子。絵もお話しも素敵な絵本。スーちゃんに抱っこされてるミンチンの嬉しそうな笑顔がとっても可愛い。2015/02/20
猪子
9
絵本の割には字が多くて、ちょっと大きい子向けかも。可愛い絵のはずなのに、私はちょっと怖く感じました。肉屋さんとか。ちょっと髪の毛ぽくなってる毛の感じもなんか怖かったです。2014/08/14