出版社内容情報
目利きで定評のある著者が、知られざる天才・水越松南、細密画から墨絵を駆使する甲斐大策、チェルノブイリの村を描いた貝原浩、松本竣介らを独自の視点で読み解く。カラー図版多数。
内容説明
かなわぬ恋文と知りつつ、絵画への想いを言葉で記す。“目利き”の小説家が注目した、知られざる名作の物語。
目次
天地無用の画家!アルフレッド・ウォリス―船乗りウォリスの海の絵
生きていく石。死にゆく芋。―時間に曝された静物たち
甲斐大策の無辺際を行く―極彩色から墨の世界へ
最初に絵を描いた人―アルジェリア、タッシリ・ナジェールの岩絵
塔は倒れない―横山操の力瘤
黒澤明の「絵で見る映画」―映画より面白い絵コンテ
鳥か人か、吉田初三郎―敗戦国わが日本の鳥瞰図
この肉の暗さ―高橋由一のうつくしい無思想
生きるべし、生きるべし―クマガイモリカズの“死に絵”の変遷
樹木トハ何ンダラウ?―魂の木を描く人々
こんな天使がおりました―水越松南の南画世界
沈黙の春。いや、人声は流れてきた―ベラルーシ立ち入り禁止区域の絵
祈りのかたち 手の万象―鉛筆が刻む皺
戦時下の叙情―松本竣介の無音世界
網膜の出来事―エミール・ノルデの水彩
絵本の中の小さ神―あめつちはじめのこども
著者等紹介
村田喜代子[ムラタキヨコ]
1945年、福岡県北九州市生まれ。作家。1987年、『鍋の中』で芥川賞受賞。1998年「望潮」で川端康成文学賞、1999年「龍秘御天歌」で芸術選奨文部大臣賞をそれぞれ受賞。2007年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
yn1951jp
花林糖
kiho
きょう
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- 和書
- ミニ四駆1