内容説明
世に知られた恋の詩人は、なぜうたを捨てたのか―。一国民俗学確立のため、頑なに「私」を否定した柳田國男。だが、本人の決意とは裏腹に、詩人の感性は遺著『海上の道』にいたるまで確かに息づいていた。没後50年、封じられた青年期の恋物語を丹念に辿り直し、新事実の発見から柳田学の本質に肉迫する。
目次
松岡國男の恋
中川恭次郎という存在
殺された詩人
『海上への道』へ
著者等紹介
岡谷公二[オカヤコウジ]
1929年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。跡見学園女子大学名誉教授。専門はフランス文学・美術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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