テコちゃんの時間―久世光彦との日々

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  • サイズ B6判/ページ数 197p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784582834963
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

テコちゃんと呼ばれたかわいい久世を知ってほしくて。ぬくぬく、懐かしく、ほろ苦く―。

目次

來々正月
二月の空
春が来る
少年の扉
海を越え
誕生日会
午前三時のお八つ
浅間小屋
ナータへ
白いご飯〔ほか〕

著者等紹介

久世朋子[クゼトモコ]
1957年3月、新潟県糸魚川市生まれ。エッセイスト。76年、長谷川和彦監督作品「青春の殺人者」で女優デビュー。その後、久世光彦演出作品「ムー一族」などに出演後、家庭に入る。現在は銀座でカウンターバー「茉莉花」を経営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

21
文章の味わいがどこかしら久世さんに通暁するものがある。最後の誕生日は、向田さんのホームドラマのよう。 九段の靖国神社は、情景がありありと浮かんだ。2023/07/29

ミッチ

14
22歳違いの久世光彦とその妻朋子さんとの幸せいっぱいの生活が目に浮かびます。 「寺内貫太郎一家と時間ですよ」のテレビ番組をプロデュースした久世光彦しか知らなかったけど、こんなにも優しい人だったんだと知りました。2019/03/02

ツキノ

6
図書館の利用者さんの返却本。久世光彦さんといえば=向田邦子ドラマなのだけれど、私生活についてはまったく知らず。朋子さんとはまさに恋に落ちたのだな…と。文章がとても素敵。犬について書かれた「同志と家族」は名文。『作家の犬』も借りてきた。2014/05/18

ぼんくら

6
久世光彦の妻が「月刊百科」の連載をまとめたエッセイ。久世光彦が生きていた頃の久世家の正月から始まる。大勢の客を迎えはしゃぐ久世。大学受験の頃、妻子ある久世との出会い、通りかがかりに買った浅間山が美しく見える別荘、犬達と久世との日々…。かわいいところだけを書こうとしたと言うとおり、久世光彦が本当にかわいくて愛らしい。22歳も年下なのに、まるで母親のように世話を焼く。いい夫婦だったんだろうなと思いました。2011/04/20

あやの

5
迎えにくる人がいるのを分かっていて、探してもらうために居酒屋で飲む。そこまであまえられる人がいるというのはなんだか羨ましい。掃除はしないけれど障子張りはする。理論をきいたって鉄のかたまりが飛べるはずないと飛行機を拒否する。どうということもないのだけど読んでいて微笑ましいというか。2014/10/03

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