内容説明
ムナーリが開けたまあるい穴からデザインの世界をのぞいてみよう。
著者等紹介
ムナーリ,ブルーノ[ムナーリ,ブルーノ][Munari,Bruno]
1907年ミラノ生まれ。イタリアの前衛美術活動「未来派」に共鳴し、造形作品の発表を始める。またその傍ら、1930年代より、グラフィックデザイナー、アートディレクターとして本の編集や装丁を手がけ、戦後は、ダネーゼ社などのためのプロダクトデザインも多く手がける。1954年、55年、77年に、イタリアのデザイン賞「コンパッソ・ドーロ」を受賞。1940年代より制作を始めた、子どもの想像力を育てる実験的な絵本によって、絵本作家としても世界に知られており、1974年に、国際アンデルセン賞を受賞
阿部雅世[アベマサヨ]
1962年東京生まれ。建築家、デザイナー。法政大学工学部建築学科卒。イタリア・ドムスアカデミー工業デザイン科マスター修了。「五感に響くデザイン」を研究課題とし、ICFF2000Editor’s Award、A&W Mentor Award 2006ほか、建築、デザイン、素材研究など、幅広い分野で国際デザイン賞受賞。04‐07年国立ベルリン芸術大学客員教授、07‐09年国立エストニア芸術大学教授を務め、世界各地で子どもやプロのデザイナーを対象としたデザインワークショップを行っている。ベルリン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とある内科医
24
図書館より。あるアート本で知った、ブルーノムナーリによるかたち集め三部作。自然界に存在するものから、意図的にデザインされたもの、偶然の産物まで。2023/01/09
猫路(ねころ)
13
今度も色々詰め込みましたね。デザイナーの作品が当時のアートを象徴としていて読んでいて楽しかった。2024/10/05
更紗蝦
12
大人のための知育絵本といった感じの本です。古今東西の「円形」にまつわるエピソードが数学・科学・歴史・美術・建築・機械工学などの分野から集められています。1964年(日本語版は1971年)に出版された本の復刻版であるため、図版写真の画質が粗く、少々古臭さを感じますが、それもまた味があって良いです。日本にまつわるネタもちらほらありますが、武満徹の『ピアニストのためのコロナ』の楽譜が紹介されているのには驚きました。2017/11/16
魚京童!
11
雑多の中の法則性が見つからない。2015/04/15
Susumu Kobayashi
4
円形や球形に関係するさまざまなオブジェがアルファベット順に集められている、一種のアンソロジー。オリンピックの旗や日本の国旗、幾何学の作図問題まで集められている。武満徹の『ピアノのためのコロナ』の楽譜が載っているが、どうやって演奏するのだろう。2018/10/24




