出版社内容情報
西行の豊穣な歌の世界を縦横に読み込むことによって、その生涯の謎に迫り、従来の伝説化された歌聖像に新たな光を当てた渾身の評伝。
内容説明
新たな視座を切り開く渾身の評伝!若き西行の忍ぶ恋、おもかげびととは誰だったのか。仏教者としての軌跡とは?その歌は、いつ、どこで詠まれたか。人生の半分を過ごした京都生活の真の姿とは。
目次
ねがはくは
白川の花
志賀の山越え
東山春日
忍ぶ恋
出家述懐
小倉山秋色
陸奥初度行
藻にすむ虫
高野入山
大原の里
吉野山二春
鳥羽田のおも
褪せゆくふるさと
深山に澄む月
讃岐行脚
絵島の浦
鳥辺山哀傷
ほととぎす考
伊勢止住
陸奥再度行
闇はれて
春の歌
夏の歌
秋の歌
冬の歌
著者等紹介
松本章男[マツモトアキオ]
1931年、京都市生まれ。京都大学文学部文学科卒。著述業、随筆家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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