内容説明
インド洋に浮かぶレユニオン島で、ルイ15世が愛した幻のコーヒー「ブルボン・ポワントゥ」の香りが、21世紀によみがえる。世界中をめぐってコーヒーづくりに携わった日本人の矜持と情熱により、絶滅の淵から救われたコーヒーの再生と復活の物語。それは、「サステイナブル・コーヒー」のあり方を考えさせるコーヒー環境論でもある。
目次
第1章 エルサルバドル
第2章 内戦のさなかに
第3章 ジャマイカ、ハワイ、スマトラ、そしてレユニオンへ
第4章 ブルボン・ポワントゥの再発見
第5章 歴史に翻弄されたレユニオン島
第6章 ブルボン種とブルボン・ポワントゥ
第7章 カフェ・レユニオンの人々
第8章 よみがえったブルボン・ポワントゥ
第9章 ムッシュ・ポワントゥ
著者等紹介
川島良彰[カワシマヨシアキ]
1956年、静岡県静岡市に生まれる。75年、静岡聖光学院高等学校卒業と同時にエルサルバドルのホセ・シメオン・カニャス中米大学に留学。その後休学してエルサルバドル国立コーヒー研究所に入所し、コーヒー栽培技術を学ぶ。カリキュラム修了後、内戦のため一旦帰国したが、再び研究員としてコーヒー研究所に戻る。81年、UCC上島珈琲株式会社に入社し、ブルーマウンテン・コーヒー、コナ・コーヒー、マンデリン・コーヒーなどの農園開発に携わる。マダガスカル島でのマスカロコフェアの保護・保全と低カフェインコーヒーの開発、レユニオン島のブルボン・ポワントゥの復活と産業化などにも尽力。2007年、執行役員農事調査室長を最後に退職し、現在、株式会社グランクルーカフェ取締役社長の傍ら、日本サステイナブル・コーヒー協会理事長も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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