21世紀の国富論

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582833577
  • NDC分類 304
  • Cコード C0033

こちらの商品には新版があります。

内容説明

シリコンバレーで数々の企業を成功させてきた実業家が語る日本の未来。

目次

はじめに
第1章 新しい資本主義のルールをつくる
第2章 新しい技術がつくる新しい産業
第3章 会社の新しいガバナンスとは?
第4章 社会を支える新しい価値観
第5章 これからの日本への提言

著者等紹介

原丈人[ハラジョウジ]
1952年大阪生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、考古学研究を志し中央アメリカへ渡る。スタンフォード大学経営学大学院、国連フェローを経て同大学工学部大学院を修了。29歳で創業した光ファイバーのディスプレイメーカーを売却後、主に情報通信技術分野で新技術を創出する企業の育成と経営に注力。90年代にソフトウェア産業でマイクロソフトと覇を競ったボーランドをはじめSCO、ユニファイ、ピクチャーテル、ウォロンゴング、トレイデックスなど十数社を成功に導き、シリコンバレーを代表するベンチャーキャピタリストのひとりとなった。事業持株会社デフタ・パートナーズ会長。アメリカ共和党のビジネス・アドバイザリー・カウンシル評議会名誉共同議長、国連経済社会理事会CISRI常任監視団大使兼UNONG WAFUNIF代表大使、財務省参与、税制調査会特別委員、産業構造審議会委員、(財)アライアンス・フォーラム代表理事、(財)原総合知的システム基金理事。研究開発型ベンチャー企業の育成に適した税制や株式市場のあり方、新技術を用いた途上国の支援など幅広い分野で積極的な提言と活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tetsu

21
★2 ベンチャーキャピタリストが著者。 株主利益を最優先するアメリカ型の企業経営、ストックオプションで巨額のリターンを得る経営者、短期的利益を追求するヘッジファンドなど、行きづまりをみせてきた資本主義についてはこれでもかと繰り返し述べられているが、新鮮さはあまり感じられず。 「21世紀の国富論」という本のタイトルに打開策を期待するも、具体性を欠き尻すぼみだったなあ。2016/05/20

がっち

11
これだからキャピタリストとはよいなぁと思う。考え方が銀行マンや、証券マンとは異なる。偽善かもしれないが金を儲けるだけではなく、何か世界や国や周りをよくしたいという考えがある。今それが大事だと思う。金が欲しいならほかにやり方はたくさんあるわけだし。A2011/07/01

たー

10
非常に示唆に富んでいる。金融危機の前に書かれているが、アメリカ流の危険性をキッチリ指摘しているし、日本の将来進むべき道に対する提言も説得力がある。2009/08/26

らっそ

6
気づき:現在の株主中心主義は行き過ぎなのでは、と感じていたが、そう考える理由が企業の存在目的を何と考えるかだったことに気がついた 気になる一文:本来あるべき企業の目的とは、優れた商品を作り、優れたサービスを提供し、社会に貢献することのはずです/NPOにおける「非営利」とは、あくまでも株主という立場に立った利益の不在を示すものであり、営利事業を行わず収益がない、という意味ではありません/たいていのトップは自分の責任なるようなことはやらないのです。それが日本の企業風土だと私は思っています2011/02/26

はすはす

5
シリコンバレーのベンチャーキャピタリストが構想する理想的な資本主義についての本。 筆者はまず、株価を上げること自体が目的化してしまったアメリカ型資本主義の弊害を指摘する。そして、日本は今後、本当の豊かさの源泉である新しい基幹産業を生み出すような資本主義を目指すべきだと主張する。 実現可能性がやや疑わしいものの、目指す方向に間違いはないと思った。内容の古さが否めないので、執筆以降の筆者の主張もフォローしておきたい。 ビジネスやIT技術、国際関係に興味がある人、そして日本が好きな人にお勧め。2013/06/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/556091
  • ご注意事項