魂の城 カフカ解読

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  • サイズ B6判/ページ数 462p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582832983
  • NDC分類 940.28
  • Cコード C0097

内容説明

カフカの作品を魂の文学として鮮やかに読み抜く、現代中国きっての異才による深く透徹した言葉。

目次

第1部 芸術の故郷―『アメリカ(失踪者)』(芸術の故郷に向かって;魂の悟りの風景;ブルネルダの歌)
第2部 困難な啓蒙―『審判』(困難な啓蒙;ふたつの意志の力比べ)
第3部 魂の城―『城』(理想の光;夢の中の忘れられない… ほか)
第4部 空洞から来る恐怖―短篇解読(理想の造営―『巣穴』;二重の苦しみに挟撃される創作活動―再読『巣穴』 ほか)

著者等紹介

残雪[ツァンシュエ]
1953年中国湖南省長沙市生まれ。小説家、批評家。現在北京在住

近藤直子[コンドウナオコ]
1950年新潟県生まれ。日本大学文理学部教員(中国語中国文化学科)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ディヴァイン

3
残雪のカフカ論。『失踪者』『審判』『城』を主としその他の諸短篇の評論を収録している。河野多恵子が谷崎潤一郎の著作を論じたのと同様に後継者が師の作品をクールな眼差しで見ている。とくに『城』論が秀逸です。

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