内容説明
カフカの作品を魂の文学として鮮やかに読み抜く、現代中国きっての異才による深く透徹した言葉。
目次
第1部 芸術の故郷―『アメリカ(失踪者)』(芸術の故郷に向かって;魂の悟りの風景;ブルネルダの歌)
第2部 困難な啓蒙―『審判』(困難な啓蒙;ふたつの意志の力比べ)
第3部 魂の城―『城』(理想の光;夢の中の忘れられない… ほか)
第4部 空洞から来る恐怖―短篇解読(理想の造営―『巣穴』;二重の苦しみに挟撃される創作活動―再読『巣穴』 ほか)
著者等紹介
残雪[ツァンシュエ]
1953年中国湖南省長沙市生まれ。小説家、批評家。現在北京在住
近藤直子[コンドウナオコ]
1950年新潟県生まれ。日本大学文理学部教員(中国語中国文化学科)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。