内容説明
春、南の国からこうのとりがとんできました。アルザスの村、エマおばあさんはとらねこミーシャと暮らしています。おばあさんは刺繍の名人で、きれいなリボンをつくります。ある年、おばあさんは、クリスマス・ツリーにリンゴの絵をかざりました。ツリーには、こうのとりやエンゼルをかいたかざり卵もつるします。イブの夜、すてきなできごとがおこりました…。
著者等紹介
こやま峰子[コヤマミネコ]
児童文学作家、詩人、エッセイスト。世界名作物語のゆかりの地を訪れ、紀行文を書き、幅広いジャンルで活躍。『にじいろのしまうま』(金の星社)で第28回日本童謡賞特別賞受賞。『夢につばさを』(金の星社)、『花になった子うし』(自由国民社)、『地雷のあしあと』(小学館)など、多数の著書がフォスター・プラン、ユニセフ、赤十字国際委員会の支援キャンペーン・ブックになり、その創作活動に対し、第26回巌谷小波文芸賞受賞。『しっぽのクレヨン』『かぜのアパート』『ことばのたしざん』(ともに、朔北社)で第28回日本児童文芸家協会賞受賞
花房葉子[ハナフサヨウコ]
画家、エッセイスト。1965年大阪府生まれ。現在は北海道の山村で犬やニワトリやミツバチとともに生活。ドイツパンの店「B¨ackerei麦々堂」を経営するかたわら、銅版画、イラスト、エッセイを制作、執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tokotoko
35
この本は、おばあさんが主人公で、パッと見は、とっても素朴で地味な本です。けどね、作者のこやまさんがフランスのアルザスを何度も訪れて書かれた文章と、北海道の自然の中で暮らされてる画家の花房さんの息がぴったり合って、アルザスの日常が見事に表現されていると思います。アルザスは何と!クリスマス・ツリーの発祥の地だそうですね!私、知りませんでした!巻末には、そんなエピソードや、英文のあらすじも載せられています。日常からファンタジーへと移っていく、一味変わった素敵なクリスマスをぜひ、この本で味わってみてください。2014/11/26
ヒラP@ehon.gohon
18
クリスマスツリーの起源は、フランスのアルザス地方だということを知りました。その発祥の経緯をファンタジックに描いた絵本です。 淡々と説明している感じが強くて、最後の締めくくりも、感動的なできごとを文字にしたもう一枚の絵が欲しかったように思いました。2022/01/12
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
8
アルザスってどこ?から始まりました。アルザスはクリスマスツリーの発祥地だとの事。そんなアルザスの日常、クリスマスの風景が描かれていました。派手さはないけれどクリスマスにまた読みたいです。2016/05/04
遠い日
1
091208【読書ノート/ひとことメモ】クリスマスには奇跡。2009/12/08
鴎mya
1
リンゴはツリーにつりさげるもの。2013/01/13