内容説明
プラトン、カント、マラルメらとの内的な対話からつむがれた濃密な草稿を手がかりに「沈黙期」の思想の生成と変遷に肉薄する。
目次
1 草稿篇(死すべきものについての試論;マラルメ試論;注意論;神的ナル事柄ニツイテ)
2 解説篇(ヴァレリー、あるいは生成の場―『マラルメ試論』と『注意論』の問題系;想像界としての劇空間―『神的ナル事柄ニツイテ』)
付 ヴァレリー草稿の書誌的概要
著者等紹介
田上竜也[タガミタツヤ]
1964年生。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退了。パリ第12大学大学院修了(文学博士)。慶應義塾大学商学部助教授
森本淳生[モリモトアツオ]
1970年生。京都大学大学院文学研究科博士課程中退。京都大学人文科学研究所助手
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