内容説明
幾千世代を超えて現代人の夢のなかに原始世界の記憶が蘇った。ジャック・ロンドンが想像力豊かに描きだした「アダム以前」の物語。
目次
第1章 私は、夢の中で太古の世界をさまよっていた。
第2章 私の夢は、進化が遺伝形質に刻みつけた種の記憶だった。
第3章 夢の中の母の記憶。猪の群れに襲われたとき、両親はどうしたか。
第4章 母の再婚。義父「お喋り」に追いだされるまで。
第5章 穴居族の群れに仲間入り。「垂れ耳」と友だちになってほら穴で暮らす。
第6章 すみかに虎が侵入する。北東の謎の煙。
第7章 火族と遭遇する。弓矢の恐怖。
第8章 犬を飼い慣らす試み。「垂れ耳」の大食で社会的進化が遅れたこと。
第9章 「赤目」と衝突する。群れを離れ、冒険の旅へ。
第10章 「迷子」と出会う。初恋。〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KUMAGAI NAOCO
1
原題「Before Adam」なので、かつての「アダム以前」という訳のほうが近いのかもしれないが、ジャック・ロンドンが夢うつつの中で見た、人が人たるよりも昔の、原始時代の社会を舞台に描いたもの。最初読んでて、夢なのか現実なのか難解なところもあり、登場人物がレッドアイ(赤眼)だのロップイヤー(垂れ耳)だのと称されるので、私の頭の中では木登りができるウサギ人間の世界を想像したが、なかなか、法律がない世界だから野性的で暴力的なのだけど、母の再婚や義父の虐待などは現代社会にも通じる内容だった。2017/01/02




