内容説明
あくなき好奇心の人アラマタ氏は、とうとう「開かずの間」へ踏み込んだ。開かずの間とは蔵のことである。博物学の巨人南方熊楠、探偵小説作家江戸川乱歩、鏝絵の名人伊豆長八など、ゆかりの14の蔵に秘められた宝物の謎を解き明かす。
目次
開かずの間巡礼経緯記
紀州博物学者の蔵
金沢幻想作家ゆかりの蔵
伊吹もぐさ屋の蔵
熊本武士の蔵
東京探偵小説作家の蔵
伊豆鏝絵の蔵
山形旧家の蔵
日光例幣使街道の見世蔵
掛川鉄砲店の蔵
東京質屋の蔵
庄内発明家の蔵
小樽卯建の上がった蔵
能登北前船主の蔵
横浜のおもちゃガラクタの蔵