知の操縦法

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知の操縦法

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784582824841
  • NDC分類 002
  • Cコード C0095

出版社内容情報

反知性主義が横行するいま、求められている知とは何か。多元的な視点を身につけ、混迷する世界を生き抜く知の使い方を指南する。

【目次】

第1章 いま求められている知とは何か

日本にはびこる反知性主義/「ビリギャル」に見る新自由主義

高等教育で身に付けるべき知/断片的な知を結びつける体系知

知のスタンダード百科事典と進化し続けるWikipedia/知は時代に応じて変化する

まず型にはまった知を身に付ける/佐藤優をつくりあげた百科事典

知識の欠損をどう埋めていくか/いまこそ体系知を見直す



第2章 知の枠組みを身に付ける

先行する思想の鋳型を知る/人工知能と倫理/技術の進歩は時代の枠組みを超える

時代の視点を残す/動物と人間は同等なのか/複合アイデンティティをつかむ



第3章 知の系譜を知る

ギリシャ古典哲学とキリスト教/無意識を共有するマジック││錬金術とSTAP事件

目には見えないものをどうとらえるか/「ある」を説明する難しさ

村上春樹の小説に描かれた「猿」/読む力と伝える力/哲学史の型をおさえる

哲学書をどう読み進めるか/型をおさえないとでたらめに/必ずしも原著を読む必要はない



第4章 哲学の知を生かす

哲学者ヘーゲル/実用教育と学問研究は両立しない/体系知とは大きな物語である

事実と伝承の線引き/玉虫色の安保改正法/国内法VS国際法

複雑化した問題をどう読み解くか/哲学者の社会への視点をつかむ



第5章 知の技法を培う

現実の出来事を見るために古典を読む/対話による思考法/自己絶対化しないための思考法

理性による分析では表せないもの/現実世界は常に「運動」している/独断論と不可知論

全体主義と普遍主義/真の知とは何か/多元的なヘーゲルの読み方/アナロジーの技法

集中と選択を経た理解/学に至る道そのものが学である



第6章 知を実践する

社会生活の悩みにヘーゲルを生かす/具体例を出す訓練/哲学用語とドイツ語

弁証法に終わりはない/形而上学のとらえ方/「矛盾」「対立」「差異」の違い/要約と敷衍の訓練

危機の時代における弁証法/人権と神権の対立/歴史に終わりはあるのか?

キリスト教圏と日本の歴史観/歴史認識とは何か

佐藤 優[サトウ マサル]

内容説明

反知性主義が横行するいま求められている知とは何か。混迷する世界をとらえるための知の使い方を徹底指南!百科事典、ヘーゲル…インターネット社会において、体系知をどう使い、どう役立てるのか。佐藤流「知の操縦法」!!

目次

第1章 いま求められている知とは何か
第2章 知の枠組みを身に付ける
第3章 知の系譜を知る
第4章 哲学の知を生かす
第5章 知の技法を培う
第6章 知を実践する

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
作家、元外務省主任分析官。1960年生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在英国日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館に勤務後、本省国際情報局分析第一課において、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年背任と偽計業務妨害容疑で東京地検特捜部に逮捕され、05年執行猶予付き有罪判決を受ける。09年最高裁で有罪が確定し、外務省を失職。05年に発表した『国家の罠』で第59回毎日出版文化賞特別賞受賞。06年『自壊する帝国』で第5回新潮ドキュメント賞、第38回大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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yomineko@ヴィタリにゃん

66
共産国や小国では今も百科事典が人気。ソビエト大百科、ロシアにあるかもです。冬が長いので皆読書に明け暮れますから。ヘーゲル登場でちょっと引いてしまった。苦手分野。だけど好きなミュージシャンが卒業されたテュービンゲン大学だと知りちょっとだけ親近感。又吉直樹さんの火花を推薦されており、沢尻エリカさんもマイノリティとして推薦されているのが驚きだった。あらゆる分野を普く見ておられるのはさすが知の巨人です。ヘーゲルをもっと知ってから読んだ方がいいかと思いました。2022/12/05

壱萬参仟縁

57
反知性主義と新自由主義により、いま、日本の「知」の体力は下がっています(015頁)。高等教育とは、知識には様々な型があることを学び、自分ならではの思考の型を作りあげていくことです(016頁)。推薦書として、ヘーゲル学者で『大論理学』の専門家である寺沢恒信さんと、弁証法の専門家である大井正さんが編集した『世界十五大哲学』(PHP文庫、2014年)。東大の倫理学の先生だった淡野安太郎(だんのやすたろう)さんの『哲学思想史』(勁草書房、1949年)。2017/06/30

shincha

39
昨今のインターネットの普及によるSNSやSMSによるやり取り、文書をじっくり読む習慣の衰退による知の基本、読解力そして文書としての表現力の衰退を佐藤優氏は指摘、嘆いておられます。哲学の巨匠・ヘーゲルを簡易な言葉で説明していましたが、それでも難解、小生レベルの頭脳では理解できない。でも、真実は常に動き、ひとつでなく、一つの考えに固執していると真実は見えなくなってくるということには、強く同意。もう、いい年のじい様ですが、様々な考え方をニュートラルな視点から俯瞰的な見方ができる人間になりたい…と思います。2023/03/26

ルル

21
知を体系化する。博識とは異なる。真理は全体像(*^^*)2017/04/13

りょうみや

14
「体系知」を身につけるために百科事典を読んでいくというのは少し驚く。自分はほとんど読んだことがない。後半は佐藤優による哲学、特にヘーゲルの弁証法の解説本になっている。弁証法に興味はあるので、なかなか勉強になった。2017/07/30

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