内容説明
１９８７年、夏。西ベルリンで行われたＤ・ボウイの野外コンサートを壁越しに聴く東ベルリンの若者たち。彼らと警官隊の小さな衝突。それは今日の「壁の崩壊」の予兆だったのだ。作家と写真家の熱い旅は、この後、東西ヨーロッパ、カリブ、西アフリカ、東南アジアへとつづく…。
目次
東西ヨーロッパ流浪
カリブの熱と風
西アフリカ三都物語
東南亜細亜北垂行
東西ヨーロッパ１９８７
カリブ１９８８
西アフリカ１９８９
東南アジア１９９０
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katta
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若い頃は多く書いていた紀行文。彼の小説の下地となる体験がたくさん出てくる。今後、作家研究のひとつとしてこういう作品が重要になるのではないか。2009/11/17
