オリンピックと近代―評伝クーベルタン

オリンピックと近代―評伝クーベルタン

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  • サイズ B6判/ページ数 645p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784582823660
  • NDC分類 780.69

内容説明

強大なる象徴―オリンピック。国家主義と国際主義の確執に揺れる近代ヨーロッパを舞台に、クーベルタンの内面に展開したドラマが近代オリンピックに結実する様に克明に辿り、オリンピックの〈原型〉を描出するとともに、新たな視点からそのありかたと哲学を問い直す。《オリンピック論》の決定版。

目次

第1章 ラオコーン―悲劇の予感
第2章 貴族の家柄
第3章 アーノルドとの出会い―スポーツの発見
第4章 スポーツ教育
第5章 オリンピックの理念
第6章 近代オリンピックの誕生
第7章 仕掛けとしてのオリンピック―第1回アテネ大会
第8章 結び―オリンピックと近代

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紙狸

4
1988年、ソウル五輪の直前に刊行された。原著は1981年刊。近代オリンピックの創設者ピエール・ド・クーベルタンの詳細な伝記だ。クーベルタンはフランス人貴族だが、イギリスのパブリックスクールにおける、教育と一体となったスポーツに強く惹かれていた。へえーそうだったのか。古代ギリシャへの思い入れだけではなかったんだ。宿願の第1回アテネ五輪(1896年)開催の前年、クーベルタンはフランスの政治史の執筆に没頭していた。オリンピック復興とともに、著述家としても名をなしたいと願っていた。でも後者は成功しなかった。2019/06/26

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