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内容説明
インド人自身が自分の村について書いたはじめての本。そこはオリッサ州のナーンプル2000人の村びとたちはひとつの家族のように生きている。村にはカーストがある。宗教儀礼にはバラモンが、衣類を洗うには洗濯屋が、髪を切りそろえるには床屋が、家を建てるには大工が商人が、工芸職人が、そうじ人が仕事に応じて別々のカーストに属している。すべて前世の業と諦め占星術師の描く天宮図にしたがって暮らす一生を村で送る人びとのなまの声が聞こえてくる。
目次
カースト
宗教と迷信
「不可触民」
女性たち
結婚と拡大家族
子供が生まれた
教育
政治と法律
農民
牝牛
工芸職人
飲食物と薬
店・市・金貸し
まつりと断食
よそ者
災害・病・死
医師
あとがき―おそれと希望