感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
huchang
2
琉球の巫女のあらましから始まり、日本書紀・古事記の時代の斎宮や采女など祭祀を担当した女性や女帝に関することが語られる二部構成。前半は沖縄・琉球史なので、読みにくいのは確か。しかしこれを最初に持ってきた狙いが、後半に明らかになる。蝸牛考でいうように文化は言語も含め中央から離れるほど古いものが残りやすくなる。ここで、女帝の時代に斎宮が定められなかった「当時の」狙いはどういうものなのかにフォーカスする筆致が、アツい。現代の価値観は一旦横に置いて「そのまま」を考察する難しさを実感した一冊。素晴らしかった。2025/04/28
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