内容説明
中央ユーラシア北部の民族バシュコルトに語り伝えられた叙事詩の代表的作品。神話的要素を多く含み、勇士ウラルを主人公に、ユニークな精神世界を描き出す。リズミカルな訳文で読む。
著者等紹介
坂井弘紀[サカイヒロキ]
1969年生まれ。東京外国語大学大学院博士課程単位取得退学。現在、和光大学表現学部准教授。専攻、中央ユーラシア文化史、テュルク叙事詩研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
j1296118
0
ゲセル・ハーン物語の叔父貴と言い、親族悪役はしぶといなあ。にしてもザルクム・カフカハ・アズラカにウラルどころか遥か後の世代までもデヴ頭目として居残り続けるとは2014/07/22
宵子
0
S先生の著書。ロシアの少数民族のバシュコルト(バシキール)の英雄譚。 トゥルク系(アルタイ語族)なので、テングリなどのモンゴル系にも似た言葉も見られる。 ちなみにバシュコルトはトゥルク系の叙事詩の中でも、イスラム化の影響があまり見られず、それ以前の信仰・神話要素が多々見られるのが特徴である。 スラヴ系が元ネタとおもわれるウブル(吸血鬼の意味)は登場するけどね。2012/09/01
-
- 和書
- 神道論 東洋文庫