内容説明
日本有数の芸術家本阿弥光悦を中心に、その一族の言行をまとめた唯一の記録。光悦は家業の刀剣鑑定の他、書、出版、作陶、漆芸など多方面に才能を発揮。丹念な現代語訳と語釈を付す。
著者等紹介
日暮聖[ヒグラシマサ]
1947年生まれ。元法政大学文学部教授。専攻、日本近世文学
加藤良輔[カトウリョウスケ]
1965年生まれ。法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻博士課程満期退学。専攻、日本近世文学
山口恭子[ヤマグチキョウコ]
1971年生まれ。法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻博士後期課程修了。現在、法政大学文学部・通信教育部兼任講師。専攻、日本近世文学、日本近世書道史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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umeko
2
現代語訳と詳しい注釈。勉強になった。2013/09/04
rbyawa
0
f145、本阿弥というのは室町時代に登場した一族ってことでいいのかなな? 刀目利きと美術系、と認識していたんですが刀目利きが一番重要ってことで良かったんですね。で、ただこの本は光悦氏のお母さんの妙秀さんの話から始まって延々と心構えを説かれます、もう近世のエッセイ集として認識したらいいのかな、と思ったら半分くらいでぽちぽちと為政者との関係が語られ始めて残り3分の1くらいで刀の話がぶわーっと、よく読むと家の結束がいかに堅いのかという話がメインだったようにも思えなくもないな、どういう目的の本だったんでしょうね。2015/06/09