内容説明
エチオピアからインド、中国、日本にわたる広大なポルトガル領東インドのイエズス会巡察師が、日本で綴った報告書。各布教地の16世紀末の政情、風俗、文化および宗教上の諸問題を詳述。
目次
インド管区の広大さと区域、および位置について、またイエズス会の有するコレジオとカーサについて
当管区の人種、王国、習慣および言語の多様性について
インドおよびヨーロッパにおけるイエズス会の聖務と生活様式の相違について
ゴアのサン・パウロ・コレジオについて
サルセッテのコレジオについて
バサインのコレジオについて
北部「地方」のレジデンシアについて
コチンのコレジオについて
コウランのカーサとトラバンコールのカーサについて
ペスカリア海岸について〔ほか〕
著者等紹介
高橋裕史[タカハシヒロフミ]
1960年、北海道生まれ。中央大学大学院文学研究科歴史学専攻博士後期課程単位取得。苫小牧駒沢大学国際文化学部助教授。専攻、近世キリスト教史(アジア、日本)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。