内容説明
独自な研究領域を開拓した東洋史家の幅広い著作を主題別に全4巻に精選。本巻は12年に及ぶ台湾での生活に裏打ちされた中国と台湾・周辺諸民族の文化に近づく15篇と、著作目録を収録。
目次
1 中国と周辺文化(蕃薯頌;蕃薯讃歌;明末耶蘇会士活動の一断面―艾儒略と何喬遠の交友;蛮族の娘と天子―明朝哀史;鄭芝龍招安の事情について;突騎施の戦歴―蘇禄伝;雲南の塩井と西南夷;ナゾの金銀島探険記)
2 台湾の民俗誌(日月潭の珠仔嶼;台湾の瘟疫神、王爺と送瘟の風習に就いて;台南の古廟;枯葉二三を拾ひて;呉徳功氏と彰化県続志の著者;媽祖祭 ほか)