内容説明
近世中国の事物と士大夫の生活・思想をあまねく記した随筆集、待望の全巻完結。神話時代の人物から明末の社会に至るまで、独自の観察眼が冴え渡る。詳細な全巻索引を付す。
目次
巻一五 事部三（人君；改元；年号の重複；帝王の命名 ほか）
巻一六 事部四（戯謔；深夜の献策；京兆尹文字を識らず；罪人の黥 ほか）
感想・レビュー
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アカツキ
9
信仰、笑い話について書いた事部三、四。幼子の音読「父の諱をさける」、県令の妻と諸官の妻の挨拶「妻の誤解」はともに可愛らしい笑い話で好き。玄宗と金物師「明皇の冠」は幻想の茶目っ気が楽しい。ほかにもいろいろ楽しい話はあったけれど、五雑俎もこれで終わり。シメが笑い話という流れは良いなぁ。2023/04/25
