内容説明
中国、明代の随筆集。豊富な話題を柔軟な批評眼で取り上げ、日本でも広く愛読された名著。本巻は書画・宗教、交友論・女性論など人間の営みを書き記した人部下巻を収める。
目次
書学
孫過庭
書家の名声
顔真卿
宋代の書
書の学問
臨書
真正の楷書
文敏の書〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツキ
10
書画、女性、僧侶について書いた人部三、四。ロマンス小説の男装はすぐにバレてがっかりすることが多いが、こちら中国の男装は徹底しているのか何年も一緒に旅をしたり、役所に勤めてもなかなかバレない。「今古奇観」にあった男装小説も溜めの期間が長めで面白かったな。僧侶の自焚(焼身自殺)にまつわる犯罪の極悪な手口にひんやり。3つの事例それぞれ手法が違って皆むごい。儲かるとなれば僧も鬼になるにしても、もうちょっと犠牲者に思いやりをかけてくれても…。2023/04/16
