内容説明
十二世紀初頭、商業の発展で繁栄を誇った北宋の首都・〓京(開封)。宮城から街衢におよぶ広範な描写に、百万を数えた宋代都市民の活気に満ち溢れた生活がよみがえる。新図版多数。百万都市宋都繁昌記。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
崩紫サロメ
17
北宋の帝都開封の在りし日の栄華を伝える書。本書が書かれたのは、金による開封陥落から20年余りが経った後。失われた繁栄を後世の人に伝えたいという想いを強く感じる。洛陽伽藍記と通じるものがある。さて、原著はかなり難解で、京大人文研の前身になる人たちでいろいろ調べて読書会を行ったところがベースになっている。注が本体みたいな感じでとても読み応えがある。清明上河図だけでなく、様々な北宋の風俗を伝える絵も収録されている。2020/05/06
tkm66
1
必要上で読み始めたら本文面白く、それより長い解説が更に面白く、丁寧に読んだら三週間掛かった。これこそが難物!2016/08/17
ぬのさと@灯れ松明の火
1
何年も積読していて、このたびの入院でやっと読むことができました(入院を何だと……)。2014/08/14