東洋文庫<br> 朝鮮奥地紀行〈2〉

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東洋文庫
朝鮮奥地紀行〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 414p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582805734
  • NDC分類 292.1
  • Cコード C0125

内容説明

『日本奥地紀行』につづく、英国女性によるアジア紀行第二弾。甲申政変、日清戦争など混乱を極める十九世紀末朝鮮に深く分け入り、王室から民衆文化・風俗までつぶさに見聞。

目次

朝鮮国境
新しい帝国
国王の誓い―国王と王妃
過渡期―「小正月」
朝鮮史の暗黒期
李学仁氏―朝鮮の葬式風習
坡州から松都へ
松都から平壌へ
おーい、北へ行こう!
徳川から平壌へ
朝鮮女性の地位
キリスト教伝道団
「丁髷」―朝鮮元年
再編された朝鮮政府
教育―貿易―財政
朝鮮の鬼神崇拝―シャーマニズム
朝鮮の鬼神崇拝覚え書(完結)
一八九七年のソウル
朝鮮に寄せる最後の言葉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

A.T

19
1878年にイギリスを発ち日本の横浜から北海道の奥地の道無き道を旅したイザベラ・バードさんの「日本奥地紀行」に続くロシアウラジオストクから朝鮮半島を巡る旅。62歳を過ぎた女性の一人旅だが、それが凄い取材力なんである。ソウルに到着した時、1895年1月だった。日清戦争が様々な戦局を迎えていた時の生々しい空気が伝わってくる。2019/03/31

hiroizm

3
著名な旅行家の物見遊山記かな〜と軽い気持ちで読み始めたけど、日清戦争期の緊迫感あるルポルタージュになってて読み応え充分だった。戦場となった街の様相や庶民の暮らしの荒廃がなんとも痛々しい。また封建制度が色濃く残る当時の社会文化も興味深い。また60代でこんな旅行した著者のタフさに脱帽する。朝鮮半島に介入してる日本についての彼女の分析もなかなか面白かった。Jアラート騒ぎの頃に、朝鮮半島の歴史を知ろうと思って読み始め、なんやかんやと忙しくて時間がかかったが、読み終えてホッとしている。2018/07/30

Kazuo

1
日清戦争直後のロシア沿海州の朝鮮人に始まり、1897年のソウルの様子で終わる旅。明るい将来展望を望めない国王の通知で締めくくられている。良い面悪い面いずれにおいても、その後の歴史を納得させる観察となっている。 現在の韓国と北朝鮮を観察するに、著者流に超辛口に評論させてもらえば、著者は120年前に今も変わらない朝鮮の本質を捉えている。解説がその意見を補強する。第一巻訳者あとがきを再読し、訳者の考えと行動に深く賛同するとともに敬意を表します。2015/03/26

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