内容説明
「絶望が虚妄であるのは、まさに希望と同じだ!」魯迅の精神の営みが昇華して生まれた散文詩集『野草』。高い完成度を示すその作品群は、魯迅文学を理解するうえで最適のテキストといえる。本書は優れた新訳に加え、各篇を丁寧に咀嚼し解説をほどこした初めての試みである。
目次
題辞
秋夜
影の告別
乞食者
わたしの失恋
復讐
希望
雪
凧
美しい物語
過客
死火
犬の反駁
失われたよき地獄
墓碑鉛
くずれた線の震え
立論
死後
このような戦士
利口者と馬鹿と奴隷
押し葉
色あせた血痕のなかに
まどろみ
『野草』論



