内容説明
幼いころから親しんだ曽我兄弟の敵討物語を、最も古態を遺す真名本により翻刻。伊豆の流人頼朝の挙兵から、鎌倉政権樹立に至る歴史とないまぜに、事件の経過と兄弟の心情を描き尽す。本巻では、母と別れた兄弟が富士の裾野で父の敵宮藤助経を討つ。解説を付す。
感想・レビュー
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眉毛ごもら
4
全部曾我兄弟の爺さんが悪い。祐経の領地横領の上頼朝の子殺して対立したのが不幸の原因。祐経も被害者だ。ニ夫に見えずと言ってた母上、前の旦那がいたと知り困惑。有力御家人親戚状態だったおかげで仇討ちがてら居候しまくってた。みんな優しい。そして兄は虎とラブラブで別れ際がめっさ悲しい。虎ちゃん。めっちゃいい子だからしゃあない。和田畠山が親身。嫌われてたのか?仇討ちした後かかってこいや!のノリでばったばったと切り倒し兄は討死、弟は捕えられて頼朝の前で啖呵切った上で斬首。虎ちゃんと曾我一族が菩提を弔い往生して幕。良き。2020/03/28
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