感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クリイロエビチャ
2
後編も興味深かった。歌舞伎についても、結構言及されていて、お囃子や三味線など音楽については「退屈極まりない」「耳障り」とバッサリなのに、演目や演技に関してはかなりの高評価なのが面白い。仇討物にも一定の理解を示していた。また、イザベラ・バードの本でもあったけど、日本人の外人に対する好奇心というのが物凄い。江戸城でさえ、女中たちが障子の向こうで押し合いへし合いしながら一行を覗こうとしていたという。あと、「はひふへほ」の音が「Fa」「Fi」と表していた。この頃はまだ「ふぁふぃふふぇほ」が活きていたのだろうか。2014/12/08
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