東洋文庫 ハリス伝 - 日本の扉を開いた男

ハーバート・カール・クロウ/田坂長次郎

平凡社（1987/01発売）

• サイズ 新書判／ページ数 272p／高さ 18cm
• 商品コード 9784582800616
• NDC分類 289
• Cコード C0123

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[壱萬参仟縁]

タウンゼントは読書と外国語の勉強 に唯一のはけ口を見出していた（９頁下段）。 ペリーが書いた訓令書には、 日本人は弱小にして、半野蛮人 だと記されていた（９２頁下段）。 あと、ペリー条約の通訳の１８か月 和訳では「後」と英語では「以内」の 違いを生んだこと（１０４頁） は、大きな問題に思う。 ハリスは誠実な外交姿勢をみせた （１３５頁下段）。 日本の役人はそれに驚いている。 ヒュースケンにはワイセツの英語を 教えてほしいと日本人がいうので、 半野蛮人と見做されても 仕方なしか？（１４６頁下段） 　 　

2014/05/29