平凡社ライブラリー<br> 火器の誕生とヨーロッパの戦争

個数:
電子版価格
¥2,376
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

平凡社ライブラリー
火器の誕生とヨーロッパの戦争

  • 提携先に3冊在庫がございます。(2024年05月01日 02時04分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 552p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582769456
  • NDC分類 559.1
  • Cコード C0331

出版社内容情報

戦争の様相を一変させた火器だが、14世紀の誕生から戦争の主役となるまでには300年を要した。兵士の生活や国家財政などさまざまな背景を織り交ぜて辿る戦略・戦術、軍組織の歴史。

内容説明

一四世紀はじめに誕生した火器。だが、その発展は迅速なものでも、直線的なものでもなかった。誰がどのように生み出し、どのように使い、どれほどの労力や費用を要したのか―。火薬の誕生から鉄砲が決定的な兵器となるまでを技術史的観点から丹念に解き明かし、歴史の中に跡づけた名著。

目次

第1章 中世後期における火器以外の兵器と戦術
第2章 火薬の第一世紀―一三二五年ころ~一四二五年ころ
第3章 十五世紀における黒色火薬
第4章 戦争の中の火器(1)―十五世紀
第5章 滑腔銃砲の弾道学
第6章 戦争の中の火器(2)―十六世紀
第7章 技術と軍事革命

著者等紹介

ホール,バート・S.[ホール,バートS.] [Hall,Bert S.]
カナダの歴史家、技術史家。カリフォルニア大学ロサンジェルス校でリン・ホワイトの下に学ぶ。トロント大学科学と技術の歴史・哲学研究所(Institute for the History and Philosophy of Science and Technology)名誉教授。専攻は中世・ルネサンスの科学と技術

市場泰男[イチバヤスオ]
1924年生まれ。東京大学理学部中退。出版社勤務ののち、著述家・翻訳家。2016年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MUNEKAZ

15
近世までのヨーロッパでの火器の発展を論じた一冊。火薬の生成から弾道学まで、技術的な側面にも大きくスポットが当てられていて面白い。また試行錯誤の15世紀と停滞期となった16~18世紀を扱うことで、新たなテクノロジーが戦争に与える影響の限界が見えてくる。著者は16世紀後半から19世紀前半までの砲術には一貫性がある(つまり進歩がない)とするが、つまるところ近代にいたるヨーロッパの軍事革命においては、テクノロジーは決定的な要因ではなく、集権的な国家や財政制度の整備、国民意識の寛容の方が重要なんだよということかな。2023/08/01

てら

5
久しぶりに硬派な本でだいぶ時間かかってしまいました。やっぱり「火器が発達したから騎士・騎兵は廃れた」「大砲が発達して城塞は無意味に」みたいなわかりやすい通説はほぼ嘘だなと納得。兵器の技術的発達よりも運用の方が大事、というのが印象的です。近代日本は技術は輸入し改良できても、運用はついに西欧に追いつけないまま1945年を迎えましたし。2023/12/17

Fumoh

3
ヨーロッパのルネサンス時代、いかにして火器はそれまでの戦闘の常識を変え、戦術体系の中に組み込まれていったのか、技術的な面にとどまらず、政治経済的な面からも眺めていく書。かなり専門的な書であって、ヨーロッパのルネサンス時代の政治経済、また当時の戦争の戦術体系及び軍事階級にかなり興味があるか、相応の知識がないと、この書の面白さは分からないだろう。わたしは再度勉強して、いつか再読してみたいと思う。2024/02/21

デューク

1
火器がどのように決定的な兵器となっていったか、技術面から戦争の進化論。14世紀に火器は発明されたが、当初は補助的な兵器であった。だが様々な技術の進歩と戦術の進化により、戦場の主役となっていく。主に15~16世紀のヨーロッパを中心とした、戦争と技術の関係。完全な技術史に不可欠なもの、欧州貴族が一騎討ちを好んだ理由、大砲の出現が守備側に不利なわけ、マスケット銃の命中精度に関する考察、火砲が16世紀の人々に与えた社会的な衝撃、重騎兵が火砲の出現後も残った理由、などなど。歴史の新たな切り口を提案する一冊。おすすめ2023/09/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21265797
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。