出版社内容情報
戦争の様相を一変させた火器だが、14世紀の誕生から戦争の主役となるまでには300年を要した。兵士の生活や国家財政などさまざまな背景を織り交ぜて辿る戦略・戦術、軍組織の歴史。
内容説明
一四世紀はじめに誕生した火器。だが、その発展は迅速なものでも、直線的なものでもなかった。誰がどのように生み出し、どのように使い、どれほどの労力や費用を要したのか―。火薬の誕生から鉄砲が決定的な兵器となるまでを技術史的観点から丹念に解き明かし、歴史の中に跡づけた名著。
目次
第1章 中世後期における火器以外の兵器と戦術
第2章 火薬の第一世紀―一三二五年ころ~一四二五年ころ
第3章 十五世紀における黒色火薬
第4章 戦争の中の火器(1)―十五世紀
第5章 滑腔銃砲の弾道学
第6章 戦争の中の火器(2)―十六世紀
第7章 技術と軍事革命
著者等紹介
ホール,バート・S.[ホール,バートS.] [Hall,Bert S.]
カナダの歴史家、技術史家。カリフォルニア大学ロサンジェルス校でリン・ホワイトの下に学ぶ。トロント大学科学と技術の歴史・哲学研究所(Institute for the History and Philosophy of Science and Technology)名誉教授。専攻は中世・ルネサンスの科学と技術
市場泰男[イチバヤスオ]
1924年生まれ。東京大学理学部中退。出版社勤務ののち、著述家・翻訳家。2016年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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