平凡社ライブラリー<br> 電信柱と妙な男―小川未明怪異小品集

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平凡社ライブラリー
電信柱と妙な男―小川未明怪異小品集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582768848
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0393

出版社内容情報

「日本のアンデルセン」と礼賛される童話作家が怪奇幻想世界に嬉々として遊ぶ。黄色い雲、波の音、黒い男、白い影。そして赤く爛れた目のようなランプから異音が響く――。

内容説明

表題作「電信柱と妙な男」は、未明童話の既成イメージを吹き飛ばす奇想横溢の快作。このほか“妖魔たち”“娘たち”“少年たち”“北辺の人々”“受難者たち”“マレビトたち”の章立てで、恐怖体験から土俗の呪縛力、マレビト幻想、漂泊にまつわる作品を収録、どこか懐かしさを醸しつつも突き落とされる感覚に誘う。『おばけずき―鏡花怪異小品集』に始まる文豪怪異小品シリーズ、第八弾。

著者等紹介

小川未明[オガワミメイ]
1982(明治15)年新潟県生まれ。早稲田大学大学部英文学科を卒業。在学中、坪内逍遙やラフカディオ・ハーンの指導を受け、1904年、処女作『漂浪児』を「新小説」に発表し注目される。その後、雑誌「赤い鳥」(1918年創刊)をはじめとする児童文学興隆の気運に呼応して多くの童話作品を手がけたが、1926年、小説の筆を断ち、童話執筆に専念することを宣言する。以降、アナーキズム、人道主義に立脚する文学活動を展開、戦後は児童文学界の指導的役割を果たした。1953年文化功労者。主な作品に『金の輪』『赤い蝋燭と人魚』などがある。1961年没

東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年、神奈川県横須賀市生まれ。早稲田大学文学部卒業。アンソロジスト、文芸評論家。1982年から「幻想文学」、2004年から「幽」の編集長を歴任。著書に『遠野物語と怪談の時代』(角川選書、第64回日本推理作家協会賞受賞)など、児童書の監修も手がけ、ますます活躍の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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HANA

67
童話から小説まで小川未明の怪異に関する作品を集めた者だが、どの作品もその底にあるのはノスタルジアと恐ろしいほどの寂寥感である。傑作「赤い蝋燭と人魚」「金の輪」を読んだ時にも感じるのだが、この空恐ろしいほどの寂しさとそれでいてそこに引き付けられる感じが全編に横溢している。とはいうものの怪異小品と銘打たれているだけあり、寂しさの中に恐怖を感じさせる物も多く収録。「僧」とか完全にホラー小説だし「捕われ人」や「老婆」等も得体の知れぬ空気が息苦しくなるほど迫ってくる感じ。著者の新しい魅力を教えられる一冊であった。2020/05/17

ペペロニ

10
激しく揺さぶられるような怖さではなくしっとりと肌にまとわりつくような怖さのある作風と感じた。作者の故郷も影響しているのだろうか。気に入った話はいくつもあるが「島の暮れ方の話」「過ぎた春の記憶」「森の暗き夜」。あとは表紙も良い。2019/07/28

ロア

9
雪、海、風、月、森、砂漠、夜2019/12/01

ハルト

6
読了:◎ 魔が堕ちてくるような、禍々しく美しい小品集。ふと背中をふり返ると気配があるような、真夜中に響く足音のような、ぞわりとするおぞましさ。そんな禍々しさが宝石のような魅力となって、ギラギラと点滅する。昏く恐ろしいからこそ魅力的で、惹きつけられました。2019/08/22

くろばーちゃん

4
面白かった。童話作家としての未明は昔から好きだったが、この本の作品はほとんどが未読のものだった。暗い、寒い、不気味な中にあって、平和への思いも好きだ。「たましいは生きている」「血の車輪」などは今こそ読みたい作品だ。2019/10/09

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