出版社内容情報
国民からの視点で「あの時代とは何だったのか」、自身の体験も盛り込んで昭和戦前史を詳細に綴った大作、待望のライブラリー化。巻末に澤地久枝氏との対談「“B面”で語る昭和史」を付す。
内容説明
「六十年近く一歩一歩、考えを進めながら、調べてきたことを基礎として書いた本書の主題は、戦場だけではなく日本本土における戦争の事実をもごまかすことなしにはっきりと認めることでありました。民草の心の変化を丹念に追うということです。昔の思い出話でなく、現在の問題そのものを書いている、いや、未来に重要なことを示唆する事実を書いていると、うぬぼれでなくそう思って全力を傾けました」ロングセラー『昭和史1926‐1945』の姉妹編!
目次
プロローグ 一週間しかなかった年 昭和元年
第1話 「大学は出たけれど」の時代 昭和二~四年
第2話 赤い夕陽の曠野・満洲 昭和五~七年
第3話 束の間の穏やかな日々 昭和八~十年
第4話 大いなる転回のとき 昭和十一年
第5話 軍歌と万歳と旗の波 昭和十二~十三年
第6話 「対米英蘭戦争を決意」したとき 昭和十四~十六年
第7話 「撃ちてし止まむ」の雄叫び 昭和十七~十八年
第8話 鬼畜米英と神がかり 昭和十九~二十年
エピローグ 天皇放送のあとに
著者等紹介
半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などを経て作家。著書は『日本のいちばん長い日』『漱石先生ぞな、もし』(正続、新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)など多数。『昭和史1926‐1945』、『昭和史戦後篇1945‐1989』(平凡社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞した。2015年、菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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