出版社内容情報
女性を愛し、駄洒落を好み、甥への愛に振り回される――従来説を大幅に書き換え、ベートーヴェンの新像を提示した名著、待望の再刊。
青木 やよひ[アオキ ヤヨヒ]
著・文・その他
内容説明
自然と女性を愛し、ピアノを弾いて友を慰め、冗談を言って笑いあい、ときに恋で盲目になる。一方で、進行する難聴や体調不良、押し寄せる革命戦争、逮捕の危機―。“隣人ベートーヴェン”をいきいきと描き出した名著、待望の再刊。手紙、日記、会話帳、友人たちの証言など最新の資料を駆使し、バッハ、ヘンデル、モーツァルトの音楽とどのように出会い、カントの哲学やインド思想をいかに自らのものとしたのかを解明。従来の諸説を大幅に書き換え、まったく新しいベートーヴェン像を提示する。
目次
第1章 ボン時代のベートーヴェン(家系と生い立ち;作曲家への道 ほか)
第2章 ウィーン生活の光と影(幸運の星の下で;激動の時代の始まりと名声の確立 ほか)
第3章 豊かな創造の時期(絶望から「新しい道へ」;巨匠のプロフィール ほか)
第4章 栄光と絶望の『日記』(人生の星の時間;挫折と名声の下で ほか)
第5章 人類へのメッセージ(内と外との平和を求めて;『ミサ』から『第九』へ ほか)
著者等紹介
青木やよひ[アオキヤヨイ]
評論家。1927年静岡県生まれ。20代よりベートーヴェン研究に取り組み、1959年に世界で初めてベートーヴェンの“不滅の恋人”をアントーニア・ブレンターノとするエッセイを発表。1980年代末より、ベートーヴェンの足跡を追ってドイツ、オーストリア、東欧諸国などをたびたび訪問。著書のドイツ語訳が出版されるなど、国際的な評価も高い。また、日本におけるエコロジカル・フェミニズムの主唱者としても知られている。2009年11月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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