平凡社ライブラリー<br> ヨゼフ・チャペックエッセイ集

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平凡社ライブラリー
ヨゼフ・チャペックエッセイ集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 280p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582768664
  • NDC分類 989.54
  • Cコード C0398

出版社内容情報

ロボットという言葉の創案者による「人造人間」やチェコの文化、政治や戦争に関するエッセイ26篇とナチス収容所で書かれた詩9篇。

ヨゼフ・チャペック[ヨゼフ チャペック]
著・文・その他

飯島 周[イイジマ イタル]
編集

内容説明

カレルとともにチャペック兄弟として知られる兄ヨゼフ。彼はチェコの画家・作家・詩人としてのみならず、書物の挿画や装幀、舞台美術の分野でも活躍した多才な芸術家で、「ロボット」という語の創案者としても知られる。鋭い観察眼で人々の暮らしや社会、芸術、戦争などを見つめたエッセイ二六編とナチスの強制収容所で死の直前に綴られた詩九編。

目次

1 人びと(サボテン愛好家のために;自分自身についての文章? ほか)
2 社会(悲しいことだろうか?;死刑について ほか)
3 技術と芸術(人造人間;新しき宗教―スピードのモラル ほか)
4 政治と戦争(アララト山からの下山;社会主義者の乗り物 ほか)
5 強制収容所からの詩(五年間;生のどん底に ほか)

著者等紹介

チャペック,ヨゼフ[チャペック,ヨゼフ] [〓aapek,Josef]
1887‐1945。東チェコのフロノフの町に、医者の息子として生まれる。1903年、ウーピツェの織物工場に就職、04年プラハに出て芸術工芸学校に入学。1907年、弟のカレルとともに新聞各紙に寄稿しはじめる。カレルと数々の戯曲、童話集などを共作・刊行する一方、キュビスムをはじめ、様々な画風の絵を制作、舞台美術から本の装幀に至るまで、幅広い分野で活躍した。1939年9月1日、ナチスにより政治犯として逮捕、プラハのパンクラーツ拘置所に留置される。1945年、ベルゲン=ベルゼン収容所にて、連合軍による解放を目前にして死去。画家・作家として高く評価され、弟のカレルとともに、チェコの人々に広く愛され続けている

飯島周[イイジマイタル]
1930年、長野県生まれ。東京大学文学部言語学科卒業。1967年以降、数度にわたりチェコのカレル大学に留学。言語学専攻。跡見学園女子大学名誉教授。2009年、チェコ文化普及の功績により、同国政府から勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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やいっち

24
著者は、ロボットという名称を創案した人物。小説の「ロボット」を書いたカレル・チャペックの兄。弟のカレルは、小説で有名にした。この点、クイズ番組でも間違えていることが多い。  反骨の士。画家、作家、舞台芸術家、童話、詩、且つジャーナリストと、多彩な人物だったが、政治的発言も避けなかった。1939年にナチスにより政治犯として逮捕される。囚人生活を送り、連合軍による解放目前に、チフスのため病死と推定されている。  本書はエッセイ集だが、著者の多才ぶりを反映して、死刑論や人造人間論など話題も豊富。2018/10/13

ぶうたん

7
ジャーナリストで芸術家の、チャペック兄弟のお兄さんのエッセイ集。イラストも沢山収録されている。弟のカレルとの共作を除くと邦訳は少ないらしいが、本書もユーモア基調かと思いきや、かなり歯ごたえがあり難しいものも多く、そんなところも理由かもしれない。その中でも親本のタイトルにもなった「人造人間」は、人間の機械化を扱ったものでなかなか興味深く、これだけでも読む価値はあると思う。巻末の詩は政治犯として虜囚となり最期を迎えたナチスの収容所で書かれたもので、読んでいて哀しくなる。2018/05/01

刳森伸一

3
「ロボット」等で有名なカレル・チャペックの兄ヨゼフ・チャペックのエッセイ集。エッセイストやイラストライター等の様々な肩書を持つ多才なヨゼフのどちらかといえばジャーナリストとしての文章が多い。軽妙な文体の中に真剣な見解を述べるのが特徴か。特にカレルの死後に書かれた「庭の思い出」と収容所で書かれたとされる詩に心打たれた。2020/02/04

Susumu Kobayashi

3
「山椒魚戦争」などで知られるカレル・チャペックの兄で芸術家のヨゼフのエッセイ集。「ロボット」という言葉はカレルの創案かと思っていたが、実はヨゼフだという。「人造人間」のところはふざけて書いたのかと思う。「そしてコミュニズムは、このような人たちをブルジョア連中と呼ぶ。なぜならコミュニズムは人間を区別して収容する袋を二つしか持たないからだ」(p. 215)。こういうまっとうな感覚を持った人が強制収容所で亡くなったのは残念。2018/05/27

Olga

2
ようやく読了。弟カレルを亡くしたあとに書かれた「庭の思い出」は読んでいて涙が出そうになる。読んでいる側はこの数年後、ヨゼフの身に何が起きるのか知っているし……。2018/08/23

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