出版社内容情報
ロボットという言葉の創案者による「人造人間」やチェコの文化、政治や戦争に関するエッセイ26篇とナチス収容所で書かれた詩9篇。
ヨゼフ・チャペック[ヨゼフ チャペック]
著・文・その他
飯島 周[イイジマ イタル]
編集
内容説明
カレルとともにチャペック兄弟として知られる兄ヨゼフ。彼はチェコの画家・作家・詩人としてのみならず、書物の挿画や装幀、舞台美術の分野でも活躍した多才な芸術家で、「ロボット」という語の創案者としても知られる。鋭い観察眼で人々の暮らしや社会、芸術、戦争などを見つめたエッセイ二六編とナチスの強制収容所で死の直前に綴られた詩九編。
目次
1 人びと(サボテン愛好家のために;自分自身についての文章? ほか)
2 社会(悲しいことだろうか?;死刑について ほか)
3 技術と芸術(人造人間;新しき宗教―スピードのモラル ほか)
4 政治と戦争(アララト山からの下山;社会主義者の乗り物 ほか)
5 強制収容所からの詩(五年間;生のどん底に ほか)
著者等紹介
チャペック,ヨゼフ[チャペック,ヨゼフ] [〓aapek,Josef]
1887‐1945。東チェコのフロノフの町に、医者の息子として生まれる。1903年、ウーピツェの織物工場に就職、04年プラハに出て芸術工芸学校に入学。1907年、弟のカレルとともに新聞各紙に寄稿しはじめる。カレルと数々の戯曲、童話集などを共作・刊行する一方、キュビスムをはじめ、様々な画風の絵を制作、舞台美術から本の装幀に至るまで、幅広い分野で活躍した。1939年9月1日、ナチスにより政治犯として逮捕、プラハのパンクラーツ拘置所に留置される。1945年、ベルゲン=ベルゼン収容所にて、連合軍による解放を目前にして死去。画家・作家として高く評価され、弟のカレルとともに、チェコの人々に広く愛され続けている
飯島周[イイジマイタル]
1930年、長野県生まれ。東京大学文学部言語学科卒業。1967年以降、数度にわたりチェコのカレル大学に留学。言語学専攻。跡見学園女子大学名誉教授。2009年、チェコ文化普及の功績により、同国政府から勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
ぶうたん
刳森伸一
Susumu Kobayashi
Olga