出版社内容情報
明治期硬派男子の座右の書とされ、数々の著作にも登場する伝説の若衆物語。著者の「薩摩の婦女」を鍵に、誕生の背景に迫る解説を付す
鈴木 彰[スズキ アキラ]
翻訳
笠間 千浪[カサマ チナミ]
著・文・その他
内容説明
舞台は薩摩。戦国の世に出会った無双の美少年平田三五郎と青年武士吉田清家―義兄弟の契りを結び、忠義を尽くし、生死を共にした二人の物語は、男子のあるべき姿として長く読み継がれ、明治期には自由民権運動の機関誌に連載されるなど、一大ブームを巻き起こした。この伝説的物語の現代語訳に、著者とされる「西国薩摩の婦女」を鍵として、当時の女性の教育や職業、執筆の可能性に迫る解説を付す。
著者等紹介
鈴木彰[スズキアキラ]
立教大学文学部教授。早稲田大学大学院修了、博士(文学)。日本文学専攻
笠間千浪[カサマチナミ]
神奈川大学人間科学部教授。早稲田大学大学院修了、博士(人間科学)。社会学、ジェンダー研究専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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