平凡社ライブラリー<br> 寺山修司幻想劇集 (新装版)

個数:

平凡社ライブラリー
寺山修司幻想劇集 (新装版)

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 01時01分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 437p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582768565
  • NDC分類 912.6
  • Cコード C0393

出版社内容情報

「レミング」「身毒丸」「奴婢訓」などもはや誰も成し得ない実験的・画期的な7作品を収録した戯曲集の新装復刊。寺山自身の解題付。

寺山 修司[テラヤマ シュウジ]
著・文・その他

内容説明

演劇の革命を唱えた実験劇三部作「盲人書簡」(見えない演劇)「疫病流行記」(言葉のない演劇)「阿呆船」(フーコー『狂気の歴史』の演劇化)をはじめ、世界にテラヤマの名を知らしめた「奴婢訓」など、演劇実験室「天井桟敷」の中・後期を代表する七作の戯曲を収録。ボルヘス、スウィフトらを包摂した呪術的・幻想的作劇のなかに、人間の内面の解体、理性への問い、権力と支配のパロディ等、寺山が追求した主題が炸裂する。

著者等紹介

寺山修司[テラヤマシュウジ]
1935年、青森県生まれ。劇作家、演出家、詩人、映画作家。早稲田大学教育学部国語国文学科中退。1960~70年代を中心に短歌、俳句、詩、戯曲、映画、評論など幅広い領域で活動。67年から亡くなるまで演劇実験室「天井桟敷」を主宰。1983年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

61
見世物、継母、陸軍病院、疾病、南方憧憬…。寺山修司のシナリオより実験、幻想味の強いものを選び出した一冊。天井桟敷の芝居は今まであまり目にした事は無かったのだが、このようなシナリオを読んでいるだけでも前衛というかあの時代の妙に昏くて熱い土俗を含んだような風を感じられるような気がする。ただこれらのシナリオは劇中に様々な仕掛けがあり、やはり一見に如かずという気はする。前衛的過ぎて一シーン毎の言葉遣いに惹かれるものは多いが、全体を通じてはわかりにくい部分が多いし。一度見てみたかったが、今となっては無理だろうなあ。2018/02/02

ふくしんづけ

10
〈母さん、おまえを眠ってしまったんだ。ここにあるのは皆、あたしの夢だ〉戦後幻想文学ってこういう感じなのだろうか。どこがとはハッキリ言えないが、根底にあるものが似通っている感じ。時間を経て、現実から〝余って〟しまう男とか。断裂する時間の幅と共に、空間的にも大振りなものが多い印象。劇の中の事象としても、舞台の外との隔たりを取り去っていく。そして台詞。滑稽に、あくまで劇の面白みとして、キャラを生かしつつ、真理である。嘘がない。〈ぼくはただの事実にすぎない…〉悲しい、情けないのに、可笑しい。2021/09/14

SAT(M)

4
前衛演劇人であった寺山修司の戯曲集。真っ暗な劇場の中、マッチの明かりだけで上演される作品や、劇場のある街を舞台にして展開するメタ的なストーリーなど、その場ではないと体感できない要素をふんだんに含んでいます。小説と違い演劇なので、シナリオだけでなく演出や、劇場の空気もふくめて味わわないと作者が表現したかった所にまで至ることができないんだろうな、というもどかしさを感じながら読了。もう少し早く生まれて、リアルタイムで寺山演劇を「体験」したかったな…。2021/12/10

九杯目

0
ウテナのJ・A・シーザーがこの作品集にどんな音楽をつけたのだろう…と気になった。台詞だけでも鬼気迫る雰囲気。エロと耽美が混じる危うい言葉遣い。『レミング』の王の焼豚の作り方を喋るところにうまそうだな…と思いつつ、兄と妹の狂った会話に通じるところも感じてしまった。崩壊したバランスの中に作品がある… 役名もまた狂気を感じるものが多く、読んでいてめまいがしてくる。これ上演した時どんな感じだったんだろう…2023/03/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11784081
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。