平凡社ライブラリー<br> ルネッサンス夜話―近代の黎明に生きた人びと

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ルネッサンス夜話―近代の黎明に生きた人びと

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  • サイズ 文庫判/ページ数 316p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582768336
  • NDC分類 230.51
  • Cコード C0322

出版社内容情報

中世フィレンツェを中心に、芸術に加えて経済や戦争、病気や占星術や女性など種々の角度から転換期の全体像に迫る名著、待望の復刊。

【著者紹介】
美術評論家・大原美術館館長

内容説明

ルネッサンス美術の繁栄に大きな役割を果したメディチ家とはどのくらいの金持ちだったのか。当時の人間像を代表する傭兵隊長なるものは、どのくらい給金を貰い、どのような戦争をしたのか…。芸術が人間の生活と密接に結びついている以上、銀行家や学者、兵士や娼婦の生活も美術史研究に無縁であるとは私は考えないが、ここではそんな七面倒臭いことは言わず、ただ興味ある話題として気楽に読んで頂きたい。

目次

1 メディチ家の金脈と人脈
2 一市民の日記
3 フランス病かナポリ病か
4 マルスの休息
5 傭兵隊から常備軍へ
6 学者たちの世界
7 占星術
8 人相学―四性論と動物類推
9 ルネッサンスの女たち

著者等紹介

高階秀爾[タカシナシュウジ]
1932年、東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。同大学院在学中よりフランス政府招聘給費留学生として渡仏、パリ大学附属美術研究所などで西洋近代美術史を学ぶ。東京大学文学部教授、国立西洋美術館館長などを歴任。現在、大原美術館館長、西洋美術振興財団理事長。東京大学名誉教授、パリ第一大学名誉博士。2012年文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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サトシ@朝練ファイト

23
メディチ家の払った税金の記録が残っているんだね。意外にも読みやすかったです。2018/08/12

Saku

20
摩由璃の本棚で紹介されていた一冊。ルネッサンス期のフィレンツェを中心にあれこれと解説してくれる。フィレンツェといえばメディチ家というわけで新興のメディチ家がいかに財力を持つに至ったのかに始まり、傭兵主体の軍隊が常備軍を持つようになっていく様、人文主義が台頭していく中で占星術やら人相学が見出だされてくる話等が綴られる。これらの項目は一見あまり関係がないように見られるが思いがけないところで繋がって行くのが面白い。 2023/06/01

人生ゴルディアス

7
美術史家の先生の本なので、美術系なのかなと思ってたが、いきなり芸術のパトロンたるメディチ家のその資金のもととなる金儲け法の話になり、なんと乾燥為替について長々と解説を入れてきてびびる。取り上げる題材が自由すぎる。傭兵の話も興味深く、平和(傭兵)を金で買っていたイタリア都市国家は常備軍らしきものを構築し始めていたシャルルに蹴散らされ、戦争観が大きく変わった…という話も面白いし、その証拠に戦争にまつわる絵画も変わり…とちゃんと自分の分野に引き込むのもお見事でした。2022/12/03

Fumoh

4
ルネサンスの表舞台ではなく、裏側でどのような風景があったのか、メディチ家の財源とは、一般民衆の精神とは、新しい奇病の誕生とは、傭兵隊の興亡とは、人文主義者とは何者だったのか、また迷信と断定できない占星術や人相学、デューラーが熱心に研究した四性論とは何だったのか、ルネッサンスの女性とは、高級娼婦とは……といった面白い内容を説明しています。普段こういった裏事情は閑却されがちですが、そこに光を当ててくれた高階先生には感謝しかないです。ルネッサンスに興味がないと「何のこっちゃ」という話でしょうが、あの時代の特有の2025/04/05

Hiro

4
芸術を生み出す背景となったルネサンスイタリアの様々な社会の状況、市民の考え方、生活習慣、民間信仰などを具体的に語ったエッセイ集。金貸しが罪悪とされた当時メディチ家はいかにして金融で財を成したか、フィレンツェ市井の生活はどうだったのか、今と違う戦争の様子、人文学者の生活とは、あるいは占星術、人間を四つの型に分ける四性論、女性の生き方など、興味深い話題が並ぶ。特に目を引いたのは社会を先導する知識人たちがプロテスタンティズムを先取りして、利潤追求肯定の風潮を作り都市の商業発展をもたらしたという指摘。2023/11/19

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