出版社内容情報
おやつ・バリカン・学習机・給食・制服――子どもたちの思考や経験が刻まれた様々な「モノ」から戦中・戦後の日本社会の変遷を辿る。
内容説明
オムツ・学習机・制服・バリカン・おやつ・給食―これらは、子どもたちとの関わりの中で、どのように変わってきたか。子どもたちをとりまき、彼・彼女らの思考や欲望、経験が刻まれた様々な“モノ”の姿から、戦中・戦後の日本社会の変遷を辿る。
目次
1 子どもの身体をつつむ容れモノ(オムツ―生と死の間際の必需品;校舎―子どもの居場所;子ども部屋―子どもの目線がつくる空間;学習机―机に向かう人)
2 子どもと大人の関係を紡ぐモノ(育児書―「親と社会」を映す鏡;制服―身体をつつむ意味;バリカン―子どもの髪型)
3 子ども期を彩るモノ(写真―「子ども時代」を記録するモノ;わらべ唄―子どもが口ずさむモノ;おやつ―遊食同源性のゆくえ;マンガ―所有するファンタジー)
4 子どもの身体をつくるモノ(母乳とミルク―赤ん坊の食べモノ;回虫―身体のなかの生きモノ;学校給食―子どもの食べモノ)
著者等紹介
天野正子[アマノマサコ]
1938年広島県生まれ。1973年東京教育大学大学院博士課程中退。お茶の水女子大学名誉教授。現在、東京家政学院大学・大学院学長
石谷二郎[イシタニジロウ]
1949年兵庫県生まれ。1974年東京教育大学大学院修士課程修了。現在、思想の科学研究会会員、フリーライター
木村涼子[キムラリョウコ]
1961年愛媛県生まれ。1990年大阪大学大学院博士課程修了。現在、大阪大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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