出版社内容情報
バルザック、ユゴー、ブルトンら多くの作家を魅了し、知識人が面会に列をなした知的で洗練された伝説の犯罪者の獄中記。本邦初訳
内容説明
「私は社会の災いとなることを決意した」―残酷な殺人者でありながら、知的で洗練された物腰と冷徹かつ文学的な弁舌で人々を魅了したラスネール。彼こそは、世間を相手どり、自ら言説の主体となった最初の犯罪者だった。スタンダール、ユゴー、ドストエフスキーの作品の源となり、ブルトン、カミュ、ワイルドらの関心を引いた、十九世紀フランス社会の象徴的産物にして犯罪文化の結節点たる男の獄中記。
目次
第1章 少年時代
第2章 学校時代
第3章 放浪生活
第4章 パリでの犯罪
第5章 社会復帰の試み
第6章 詩作のとき
第7章 転落
第8章 最期の日々
著者等紹介
ラスネール,ピエール=フランソワ[ラスネール,ピエールフランソワ] [Lacenaire,Pierre‐Francois]
1803‐36。19世紀フランスの犯罪者、詩人。裕福なブルジョワ家庭に生まれ立派な教育を受けるが、父親の破産で生活に困窮し、犯罪者へと身を落とす。1836年、強盗殺人罪で死刑。獄中で書かれた『回想録』は死後出版され、ベストセラーとなった
小倉孝誠[オグラコウセイ]
1956年、青森生まれ。パリ第4大学文学博士、東京大学大学院博士課程中退。慶應義塾大学教授
梅澤礼[ウメザワアヤ]
1979年生まれ。パリ第一大学史学博士。日本学術振興会特別研究員PD(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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傘緑
rinakko
ラウリスタ~
naka
にきゅ