出版社内容情報
西洋との比較の枠組みを与え日本文化への反省と自負の言説を巻き起こしつづけた日本論の祖。トンデモ本的な事実誤認を丁寧に注釈しながら、強固な説得力をもつこの書を読みやすく新訳
内容説明
数多くの事実誤認をも含むこの日本文化論が、なぜ強い説得力をもって我々に迫るのか?ベネディクトの論理の神経叢までも浮き彫りにする精確にしてかつ読みやすい翻訳によって、長く誤読にさらされてきた問題の書を、いま読む・読みなおす!!
目次
研究課題―日本
戦時中の日本人
「各々其ノ所ヲ得」
明治維新
過去と世間への債務者
万分の一の恩返し
「義理ほどつらいものはない」
汚名をすすぐ
人情の領域
徳のディレンマ
修用
子供は学ぶ
降伏後の日本人
著者等紹介
ベネディクト,ルース[ベネディクト,ルース] [Benedict,Ruth]
1887‐1948。アメリカの文化人類学者。師であるフランツ・ボアーズゆずりの文化相対主義の立場から、戦時中の調査研究をもとにして終戦後に書いた日本文化論『菊と刀』は、アメリカで、また日本で巨大な反響を呼んだ
越智敏之[オチトシユキ]
1962年、広島県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了。現在、千葉工業大学准教授。専攻、シェイクスピア、アメリカ社会
越智道雄[オチミチオ]
1936年、愛媛県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。明治大学名誉教授。英語圏政治/文学研究者、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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藤月はな(灯れ松明の火)
34
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