平凡社ライブラリー
評伝中野重治 (増訂)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 623p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582767360
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0391

内容説明

みずみずしい感性と厳しい論理をもって、詩・評論・小説を創作し、七十七年の生涯を文学者として生きた中野重治。著者は中野の厚い信頼を得て、二度の全集の編集・校訂に携わった。中野重治の生涯を、生い立ちから晩年まで、一つ一つの事実を調べ、積み重ねて生まれたのが本書である。単行本刊行後の博捜・研究の成果を大きく取り入れて、ここに新たな増訂版が出来上がった。

目次

重治・中野さん
生い立ち
文学修業
プロレタリア文学運動
獄中と「転向」
出獄後
日中戦争期
太平洋戦争期
敗戦後
「五〇年問題」前後
日本共産党中央で
晩年と最期
中野重治の生涯

著者等紹介

松下裕[マツシタユタカ]
1930年、朝鮮鎮南浦府生まれ。早稲田大学ロシア文学科卒業、筑摩書房に入社し、中野重治の単行本ほか編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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犬猫うさぎ

1
「ハイネであったろうと思う、美は本すじからちょっとはずれたところに生れるといいうようなことを書いていた。ここがハイネの弱い点で、彼自身本すじをどこまでも押して行けなかったところである。本すじからちょっとはずれたところ、ここに作家が引かれやすく、そこで或る種の美を生みだせたようにわれひとともに思いこんで、じつはまことの美からそれだけ遠ざかるということはなかなか多い」(「道徳そのもの美そのもの」)と。(285頁)2025/04/14

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