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平凡社ライブラリー
中国怪異譚 聊斎志異〈6〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582766943
  • NDC分類 923.6
  • Cコード C0397

内容説明

本書では、蕩児は蕩児なりに、悍妻は悍妻なりに、幽鬼は幽鬼なりに、妖異は妖異なりに、自身ではどうしようもなく、つたない性のままに運命の軌跡を描いてゆく。それらはおそらく、蒲松齢の心そのものであったろう。怪奇文学のロングセラー全6巻完結。

目次

巻11(縁の定数;菊の姉弟;書物気狂い ほか)
巻12(石室にいた三人;車夫と狼 ほか)
付録(便所の蛇;ある武芸者;竜の子 ほか)

著者等紹介

蒲松齢[ホショウレイ]
1640‐1715。清代初期の文人。山東省に生まれる。父親から読書人としての教育を受け、19歳で県試に合格するも、科拳の郷試にはついに合格せず、71歳で貢生になるまで、家塾の教師を務める。読書と著述にうちこみ、『聊斎志異』のほかに戯曲、俗曲、詩集など多くの文学作品を残す

増田渉[マスダワタル]
1903年、島根県生まれ。東京大学文学部支那文学科卒業。中国文学専攻。77年没

松枝茂夫[マツエダシゲオ]
1905年、佐賀県生まれ。東京大学文学部支那文学科卒業。中国文学専攻。95年没

常石茂[ツネイシシゲル]
1915年、大阪府生まれ。本名、柳沢三郎。東京大学文学部支那文学科卒業。中国文学専攻。82年没

稲田孝[イナダタカシ]
1915年、東京都生まれ。東京大学文学部支那文学科卒業。中国文学専攻。2005年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アカツキ

12
最終巻。劉備は出てこなかったけれど、甘寧が登場して気持ちが盛り上がる。「481張飛様の腕力」は宴会の主催者が張飛とわかった途端に座が静まり返って笑った。生きた心地がしなかっただろうなぁ。酒癖の悪さは治ったのか何事もなく終わったのは登場人物にとって幸いだけど、無責任な読み手としては非常に残念。何だかんだでどの巻も面白かった。中華ファンタジー良いなぁ。読み終わったところなのに、もう読み返したい気持ちでいっぱい。図書館から借りてきたけれど、これは買い揃えたいな。2022/10/12

ハイパー毛玉クリエイター⊿

0
さまざまな中国清代の怪異小説がぎっしり詰まった『聊斎志異』の全訳書。文庫サイズで全6巻とお手軽。 昨年の4月から10か月かけてゆ~っくりと読み進めてきた。グロテスクでおどろおどろしかったり妙に色っぽかったり。人々のあいだで口伝により流布し、消えずに生き残ってきたお話は、やはり面白いものばかり。よい意味で通俗そのもの。 2014/02/14

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