平凡社ライブラリー
人間とヘビ―かくも深き不思議な関係

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  • サイズ 文庫判/ページ数 314p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582765847
  • NDC分類 487.94
  • Cコード C0345

内容説明

健康、不死、知恵などの一方で、罪悪、不誠実、誘惑…を象徴するヘビ。これほど興味深い畏怖と愛憎の対象は他にない。本書は、先史時代から現代までの、人間とヘビの複雑で実に奇妙な関係を踏査する。名著『裸のサル』で知られるモリスの、若き時代、夫妻による衝撃のデビュー作!隠れた傑作の本邦初訳。

目次

1章 岩場にのこされたヘビ
2章 神々のなかのヘビ
3章 エデンの園のヘビ
4章 毒、魔術、医療
5章 ヘビと暴力
6章 誇大評価されたヘビ
7章 有効利用されるヘビ
8章 動物としてのヘビ
9章 人間とヘビ

著者等紹介

モリス,デズモンド[モリス,デズモンド][Morris,Desmond]
1928‐。イギリスの動物学者、著述家。イングランドのウィルトシャー州生まれ。バーミンガム大学とオックスフォード大学の動物学科で学ぶ。グラナダTVのロンドン動物園撮影部長、ロンドン動物学協会の哺乳類部門管理者を務めたあと、執筆活動を始める

モリス,ラモナ[モリス,ラモナ][Morris,Ramona]
イギリスの歴史家、著述家。オックスフォード大学の歴史学科を卒業後、1952年にデズモンド・モリスと結婚

小原秀雄[オバラヒデオ]
1927年、東京都生まれ。女子栄養大学名誉教授。専門は、動物学(哺乳類)、人間学、環境科学。NPO法人・野生生物保全論研究会会長、(財)日本自然保護協会元理事長・現顧問ほかを務め、活躍中。著書多数

藤野邦夫[フジノクニオ]
1935年、石川県生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yuma6287

10
読者が試される1冊。古代から現代まであらゆる人類の蛇の認知と、現代科学で判明した生態描き、適切な認知をするよう希求している。世界各地の神話、事例を収集し、現代科学の研究結果や、当人による実験結果等、情報ソースの広さには目を見張るものがある。古代の蛇に纏わる狂った慣習は最早笑うしか無い。それも最近まであったという。原文はきっと面白いのだろうなと思った。そう原文は。翻訳が逐語訳臭がキツく、おかしな接続詞や分の繋がりへの違和感。文そのものの複雑さが1つや2つで済まないのだ。2025/02/25

moleskine_note

1
ヘビはいろいろなものの象徴として利用されますからね。 でてくるのにはなんらかのいみがあるはずと思って読み進める必要がありますね。2018/02/11

廃墟の人

1
興味い深い内容だけど、構成が退屈。2013/08/03

未完AAA

1
ヘビについて、歴史的に、社会的に、生物学的に、それはもう様々な面から考察し言及している凄い本。この本を読んで、ヘビの強力な象徴性に一層強くひきこまれてしまった感。ヘビさま大好き!!2011/04/01

てきとうくん(出荷)

0
最初宗教とか儀式の話きてウワアてなったけどそういう面の蛇の話に興味持ったこと無かったから面白かった2014/05/18

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