内容説明
聖人や殉教者の言行や生涯を神話化した聖人伝説。このキリスト教の空想力が生み出した神話・説話文学の一大ドラマは、ヨーロッパが自らの精神のために絶えず養分を汲み取ってきた源泉である。本書は聖人伝説の白眉、ヨーロッパ文化を理解するための基本文献。聖クリストポルスから始まる本巻には、聖女マルタ、聖アウグスティヌス、使徒聖マタイなどを収める。
目次
聖クリストポルス
眠れる七聖人
聖ナザリウスと聖ケルスス
教皇聖フェリクス
聖シンプリキアヌスと聖ファウスティヌス
聖女マルタ
聖アブドンと聖セネン
司教聖ゲルマヌス
聖エウセビウス
聖ペテロ鎖の記念〔ほか〕
著者等紹介
ウォラギネ,ヤコブス・デ[ウォラギネ,ヤコブスデ][Voragine,Jacobus de]
1230頃‐98。ジェノヴァ近郊のヴァラッツェの生まれ。ドミニコ会士。ロンバルディア管区長を経て、ジェノバ市第8代大司教(1292‐98)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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