平凡社ライブラリー<br> 私の戦後音楽史―楽士の席から

平凡社ライブラリー
私の戦後音楽史―楽士の席から

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  • サイズ 文庫判/ページ数 451p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582765212
  • NDC分類 762.1
  • Cコード C0373

内容説明

戦後日本の激動のなかで、新しい時代にふさわしい社会と芸術のあり方を模索し、「楽士」という独自の芸術家像を追求した林光の青春の自伝。

目次

一九四五年・夏
復活
闇市時代
目指すは麻布鳥居坂
天使の声が降りそそぐ
帽子かけ
『ミステリオス』
焼け跡から
毎日ホールの日々
予兆〔ほか〕

著者等紹介

林光[ハヤシヒカル]
1931年、東京生まれ。作曲家。53年、東京芸術大学音楽学部作曲科中退。外山雄三・間宮芳生と〈山羊の会〉を結成。「交響曲ト調」により芸術祭賞受賞。58年、合唱曲「水ヲ下サイ」(原民喜・詩)を初演。2001年に「永遠のみどり」を加え、「原爆小景」として完成。60年、武満徹・芥川也寸志らで“作曲家集団”を結成。61年、映画音楽「裸の島」で、モスクワ国際映画祭作曲賞受賞。72年、一柳慧・武満徹・湯浅譲二らと〈トランソニック〉を結成。75年、オペラ小劇場こんにゃく座の音楽監督に就任。89年、こんにゃく座のためのオペラ「セロ弾きのゴーシュ」で芸術祭賞受賞。92年、オペラ「森は生きている」初演。98年、オペラ「吾輩は猫である」で、サントリー音楽賞を受賞。2000年、「第二弦楽四重奏〈悲の曲〉」作曲。02年、オペラ「イヌの仇討」初演。04年、オペラ「花のラ・マンチャ騎士道あるいはドン・キホーテ最後の冒険」初演。現在も精力的な音楽活動を続けている
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感想・レビュー

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qoop

3
終戦からの十数年を辿った自伝。自身の感情に基づいた記述ながら、戦中に弾圧を受けた音楽業界の中に戦後に自由を求め、尊び、反体制へと進んでいく流れが強く起こるモチベーションがよく理解できる。矛盾/相克を抱えた人物像を感じつつ読んだが、三浦雅士氏の〈理想主義と自然信仰の矛盾と調和〉こそ著者の魅力とした解説でより関心を持った。左翼的行動の枠に収まらなさそうな著者がその後どう生きたのかにも、興味が湧いた。2015/08/19

takao

1
ふむ2021/08/30

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